「確かにこのエメラルドは、一時期とても気に入っていて、キッチンで洗い物をするときにもつけていたくらい。ぶつけちゃったこともあったわ(笑)」(冨士さん)

「ジュエリーと一概に言ってもさまざま。状態はもちろん、ニーズがあるかどうかも大きな判断基準になるんです。ただ、相対的にジュエリーは人気のあるアイテムですから、家に眠っているものがあれば、眠らせておくのはもったいない!」(森田社長)

 そう強調するように、例えばバッグは、ルイ・ヴィトン、シャネル、エルメスの三強以外は、どれだけ状態がよくても、あまりいい値はつかないそうだ。

「バッグには興味がなくて、三強は持ってないの」(冨士さん)

「みんなが欲しがるものに価値があるということなんです。ですから、時計もロレックスは高値で買い取りされますが、それ以外はあまり期待しないほうがいいでしょう。

 ひと昔前に人気だった毛皮類も、動物愛護の観点からニーズが減っているため、高値で買い取りされることはほぼない」
(森田社長)

タンスの中に眠っている“お宝”は多い

 最初は緊張ぎみだった冨士さんも、森田社長の説明を聞けば聞くほど興味津々に。

「実際にお話を聞かないとわからないことだらけ。私は、ロレックスが地味であまり好きじゃないけど、妹にあげちゃった古い古い地味なロレックスのことを思い出して後悔した(笑)」(冨士さん)

「冨士さん、タンスの中に眠っているお宝という意味では、日本は世界屈指の宝石生産国なんです! その存在を忘れて処分してしまう人が多いので、元気なうちに家にあるものを見直すというのは大切なこと。冨士さんの判断は英断ですよ~」(森田社長)

ブランド王ロイヤルの森田勉社長に、思い出の品々を買い取り査定してもらう冨士真奈美さん
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「そう!? でも私の家はゴミ屋敷で散らかっているから、今は無理だけど(笑)。私の娘なんか『家もママもカビちゃってるから私は片づけたくない!』って言ってるわ(笑)」(冨士さん)