木村が来店した際も…
どちらも古着として貴重なジーンズであるものの、当然、より古い年代に作られた“47モデル”のほうが値段が高い。
「松田さんが購入したのは47モデルではない、501XX。古着ブームもあり、ヴィンテージデニムの市場価値は年々上がっていますが、XXで80万円とは……。年が進むたびにより貴重になる “ヴィンテージ”の世界において値段はあってないようなものではありますが、松田さんのジーンズについては相場の2倍〜3倍の値づけですね」
値づけは店の裁量なので他人が口を挟むものではないが、
「あくまで投稿された動画を見ての意見となりますが、47モデルではないのに47モデルとして売ったなら詐欺的な商売、騙して売りつけたと言われても仕方ないやり方。47モデルでないのに店側が気づかず47モデルとして売ったなら、知識不足・注意不足ですね」(前出・古着店店主)
本動画はTravis Japanファンではない古着好きにも見られ、店側に批判の声が上がっている。そんな声が相次いだためか、店側は複数回にわたって“弁明”を続けている。
《501XX47モデルを購入になってますが、厳密に言うと、47モデルは、購入してません、片面タブの珍しいXXを買いました》《47モデルと言っていたあとに、間違いだと、気がつき、別の47を用意して説明をし直しているのですが、動画編集で、そこがカットされてまして、このようになってしまいました》(店のインスタグラムより)
前出の古着屋店主は弁明についてもおかしいと指摘する。
「動画の撮影にはTravis Japanのメンバーだけでなくスタッフもいるでしょう。“説明をし直している”と言っていますが、動画はしっかり“XX47モデル購入”となっている。説明があってTravis Japan側が聞いていたなら、この表現にならないのでは」
問題の名古屋の店は、商品に“値札”がついていない。
「YouTubeで木村さんがこちらの店に行った際、木村さんが“これはいくらくらいですか?”と尋ねると、店主は“いくらくらいまでなら出せますか?”と客を値踏みするような応対で、木村さんも微妙な表情をしていたように見えました。確かに古着は“時価”的な要素が強い商材ですが、人を見て値段を変えるような素振り、そう思われても仕方ないやり方は同業として本当にやめてほしい。今回の店も“120万円以上”だとか“80万円くらい”とか微妙な言い方をしている。値段がつけにくいことを逆手に取って、このような高級寿司店みたいなあこぎなやり方をする店も少なくないです」(前出・古着店店主)
気に入って買ったのなら他人がとやかく言うことではないが、“事実”を知ったなら、松田は大先輩・木村に相談してみては……。