ドラマ撮影があった同日、BPOが毎日放送の別の番組で放送倫理違反があったことを認定している。この問題は2024年9月にBPOで審議入りしていたもので、一層、気を引き締める必要があったはず。にもかかわらず、世田谷区が定める路上喫煙禁止の条例違反に加え、あえて他局を名乗っていたのなら許されない。
そこで世田谷区に事実確認と併せて見解を聞いてみた。
毎日放送は「事実なら言語道断」
「確かに4月24日に撮影を行うとの連絡はいただいています。また、同日に男性から“けやき広場は喫煙禁止か”とのお問い合わせもあり、禁止場所だと回答しました。区としては、ルールを守って喫煙していただきたいと考えています」(区の担当者)
週刊女性は事実確認のため毎日放送に質問状を送付。すると同局は、ドラマの撮影を行っていたことを認め、
「撮影において、近隣の方にスタッフの喫煙によりご迷惑をおかけしたことは誠に遺憾であり、深くお詫びいたします」(広報部)
と回答。他局を名乗った行為については、ドラマ制作を委託した制作会社のスタッフに聞き取り調査をしているが、現時点では確認できなかったとしつつも、こう続けた。
「事実なら言語道断であり、重ねてお詫び申し上げます」
制作会社にも問い合わせると、毎日放送と同様に謝罪をしたうえで、こう回答した。
「今後はより慎重かつ厳格に、喫煙に関してスタッフへの指導を行うと同時に、社内の撮影ガイドラインに喫煙に関する詳細な条項を定めます」
ルールは守ろう。