自身が17歳くらいの時期は周囲から浮いていた、とも。

自分がされた神説教は「真剣にやりなさい」

「人との距離が近いとか遠い以前に、人と関わろうとしていなかったんです。今振り返ると、浮いていたんだろうなと思います。話しかけにくかっただろうし、一緒にいて面白くなかっただろうな、と。ちょっと強い言葉を使う瞬間も多かったです。

 年を重ねていって、人との接し方に気をつけるようになりました。人に何げなく言われたことで大きく傷つく人もいれば、小さく傷ついてそれが積もっていくタイプの人もいると思うので、言葉に気をつけるようになりました。今は自分から人に話しかけるようにしています。それと、自分から挨拶することを心がけています

 最後に、ドラマの見どころは?

「いろいろと言いづらくなっている世の中で、お説教というと聞こえは悪いかもしれませんが、なくなる必要はないものだと僕は思っています。先生だからこそ生徒に対してできる言葉の伝え方だと思います。

 言葉を大切に扱っている作品なので、何かひとつでも、見てくださる方に届けばいいなと思います。泣いて笑ってムカついて、いろんな感情と一緒に楽しんでいただけたらうれしいです

学生時代の自分に声をかけるなら?

「髪の毛切ったらどうかな?」です(笑)。ずっと伸ばしっぱなしだったんですよ。おそらく、切るのがめんどくさかったんでしょうね。美容室に行かないといけないし、お金もかかるし。洋服は好きだったのですが、髪の毛に本当に興味がなかったんですよ。当時はよく帽子をかぶっていたこともあるかもしれません。でも今思うと、「髪の毛長いと、扱いが面倒じゃない?」って思います。肌も荒れますし、適切なタイミングで切りにいってほしいです。

自分がされた“神説教”は?

 小学生のときに、僕が何かでふざけたときに先生に言われた「真剣にやりなさい」というシンプルな言葉です。つい自分が楽な方向に流されそうになったときとか、年を重ねるにつれて思い出すことが多くなりました。親からの説教と先生からの説教って違いますよね。先生の説教は親とはまた違った怖さがあるというか(笑)、印象に残っています。

ドラマ『なんで私が神説教』キービジュアル 毎週土曜21時~ 日本テレビ系にて放送中
ドラマ『なんで私が神説教』キービジュアル 毎週土曜21時~ 日本テレビ系にて放送中