武田鉄矢が、5月20日放送のフジテレビ系『サン!シャイン』に出演。世間の話題になっている江藤拓農林水産大臣の“失言”についてコメントしたのだが、これがまた物議を醸している。
「私です」とドヤ顔で答える武田鉄矢
「18日に、江藤大臣が佐賀市で行った講演で『(私は)コメを買ったことがありません。支援者の方々がたくさん下さるので、売るほどあります』と発言し批判を浴びている問題ですが、この日のスタジオで武田さんは、福岡県出身の自分と宮崎県出身の江藤大臣が同じ九州出身だとしたうえで、『“売るほどある”というのは、よく使うパターンではありますね、我が九州地方では』と、地域特有の表現であるかのようなナゾの擁護を展開したのです」(芸能ジャーナリスト、以下同)
だが、武田の“大臣擁護”はこれだけではなかったという。
「その数分後のことです。武田さんは再び“九州論”を持ち出し、『私も同じ九州圏内の人なので……』と切り出すと、『九州というのは、自分の持っているものを人に自慢することを激しく嫌う風土でして』と、独自の文化論を展開。さらに、『彼には申し訳ないんですが、こういう人のことを福岡では、からかいながら“あんたが大将”っていうんです』と話し始めました。
“あんたが大将”は武田さんが率いるフォークグループ『海援隊』のヒット曲。MCの谷原章介さんが『それ、自分の歌じゃないですか』と指摘するも彼の講釈は止まらず、歌詞の一節を紹介して『いい文句でしょ』と自画自賛。放送作家の鈴木おさむさんが『誰が書いたんですか?』と尋ねると、『私です』とドヤ顔で答えていました」
ネット上では何かというと九州の話にすり替える武田に対して異論が噴出。
《武田鉄矢 九州男子って言えば何でも許されると思ってんのか》
《もう武田鉄矢、ホンマ九州九州うるさい》
などと呆れる声が殺到してしまった。この“都合のいい九州推し”について、ある芸能プロ関係者はこう語る。
「実は武田さん、以前にもその人の“属性”を理由にして、問題を軽視するようなコメントをしたことがあります。4月1日に初出演した回で、中居正広さんによる元フジアナウンサーへのスキャンダルが取り上げられた際、『彼の場合はやっぱり独身だったというのがね』と、あたかも独身であることが原因のようなコメントをして反感を買いました」
人は出身地や既婚未婚で判断できないと思うのだが――