暴言を吐いた理事・福本佳世氏も処分
ほとんど制約がない選手3人に比べてキャディへの処分は重く思えるが、協会は処分の理由を《くむべき事情がないなどを総合考慮した》と発表。しかし、男性キャディはいわば“不倫の中心人物”。ネット上では、
《9年で済むものなの?》
《永久追放でいいよ、9年は軽すぎ》
《二度とゴルフクラブを握らないで欲しい》
《プロキャディー続ける気マンマンやな? ええ根性しとるわ》
と、9年の“出禁”では処分が軽いと非難する声が殺到している。
もちろん、選手3人の処分にも《甘すぎる》との反応が多いが、彼女たちはスポンサー契約を解消されるなど、“社会的制裁をすでに受けたとの判断”と協会側は説明している。
実際に、不倫を報じられた選手の1人、川崎春花は今シーズンの試合を開幕から5試合自粛。4月18日、ツアー前のプロアマ戦に出場した際には、報道陣の前で涙ながらに謝罪している。
「川崎プロはきちんと謝罪しましたが、残りの阿部プロと小林プロは今に至るまで自ら騒動に触れたり、謝罪することはしていません。この点も、“処分が甘い”と言われる原因ではないでしょうか。また、キャディの妻に“あなたの夫と付き合った女の子は初優勝する”“不倫っていう感覚じゃなくて、スポーツだと思ってるんじゃないの?”などの暴言を吐いたとされる協会の理事・福本佳世氏については、始末書の提出を伴う厳重注意“けん責処分”とされました」(前出・スポーツ紙記者)
プロゴルフの爽やかなイメージとは真逆の“泥沼劇”を世間に晒してしまった今回の騒動。阿部プロは2024年度の「富士フイルム・スタジオアリス女子オープン」で初優勝を飾り、川崎プロも昨年、自身初の「完全優勝」(トーナメント初日から最終日まで首位をキープすること)を成し遂げた、将来有望な選手たちだ。
被害者となったキャディの妻への謝罪はもちろんのこと、今後のプレーで評判を取り戻すことができるか――。