一転して「医療行為の一環」

 続けて、《医療と人権侵害は、昔から関連の深いテーマです。人の命を助ける医療者だから人権侵害行為などしない、ということはありません。悪意がないから/医療行為だから人権侵害ではない、ともなりません どうか私が目撃した事が過去に起きた一度限りのものであり、それ以降一切発生していないことを願います》と綴った。

 また、衝撃的な内容の“犯人探し”をするネットユーザーの動きについては、

《事実確認の問い合わせ含め、病院やその場にいた医療者を特定しようすることはどうかお控え下さい。当時行われたことは医療行為の一環であり、違法行為ではありません。当時病院側に報告していないため、病院側は知る由もありません。しかし悪意なくとも配慮のない行動であったことは事実かと思います》

 といった内容をポストしている。

「T氏は、自身が学生時代の実習で目撃した光景は実際にあったことだとしつつ、拡散されたポストを目にした人々を不安にさせる恐れがあるため削除したということになります。そのような行為がほかで起きていないことを願うと同時に、《当時行われたことは医療行為の一環であり、違法行為ではありません》とも主張しているわけですが、当然ながらXユーザーはこの事態に混乱しています」(全国紙社会部記者)

《病院やその場にいた医療者を特定しようすることはどうかお控え下さい》と綴ったT氏(本人のXより)
《病院やその場にいた医療者を特定しようすることはどうかお控え下さい》と綴ったT氏(本人のXより)
【写真】麻酔下の女性に次から次へと…産婦人科研修の恐怖体験

 X上には、

《『婦人科の手術で全身麻酔下の女性の陰部に次から次へと手を突っ込ませる』ということが本当に行われていたのであれば、羞恥心に配慮するしない以前に全ての医療関係者と医学そのものを冒涜しているとしか言えないんだし、事実確認を問い合わせるのは普通だと思うんだがな…》

《昨日「レイプと何が違うのだろう」 今日「医療行為の一環であり、違法行為ではありません」 マジでどういうこと?》

 といった声や、T氏に何らかの《圧力》がかかったのでは……と心配する書き込みも。

 すでに不安を感じているXユーザーも多いようだが、今後、T氏やその他の関係者から“真実”に関する新たな説明はあるのだろうか――。