元プロ野球選手の美嶋隼人(みしま・はやと)容疑者が、不同意わいせつの疑いで神奈川県警に逮捕された。容疑者は現役時、『堂上隼人(どううえ・はやと)』の名前でプレーしていた。
「名前変えて再犯してたら世話ないわ」
「神奈川県警は6月12日、元プロ野球選手で自称・清掃業の美嶋容疑者を逮捕したと発表しました。4月20日の夜、神奈川県横浜市の路上で専門学校に通う18歳の女子学生の上半身を触るなどした疑い。美嶋容疑者は“弁護士が来るまで話しません”と供述しているようです。神奈川県警によると、市内では同様の事件が起きており、関連について調べています」(全国紙社会部記者)
かつては福岡ソフトバンクホークスでプレー。強肩強打の捕手として期待されていた時期もあった。
「横浜市出身の美嶋容疑者は、私立の武相高校から横浜商科大学に進学しました。社会人の強豪、日産自動車に入社も2年目に退社。独立リーグの香川オリーブガイナーズに入団すると、頭角を現し、2008年10月のドラフト会議でソフトバンクが育成ドラフト5位で指名。2009年の開幕前、3月30日付で支配下選手登録されました」(スポーツ紙記者、以下同)
将来を嘱望されながらも、シーズン中の2012年8月に突然、契約を解除される。
「福岡県内で20歳の女性の帰宅時を狙って、髪の毛をつかむなどの暴行を加えたうえ、“顔を見るな”と脅してわいせつな行為をしたとして逮捕されました。逮捕の翌日に球団は契約解除を発表したのですが、このほかにも直前に同様の手口で2件の事件を起こしていることが発覚。
計3度目の逮捕だったこともわかりました。3件中2件は示談が成立して不起訴処分となりましたが、残りの1件で起訴されており、懲役2年の実刑判決が下りました」
現役のプロ野球選手が逮捕されるという異例の事態だったが、さらに過去の犯罪まで明るみになった。
「ソフトバンクに入団する以前にも、性的な犯罪事件を起こして有罪判決を受けていたのです。執行猶予がつかなかったのも、それが影響しています。
2008年1月の独立リーグ時代、オーストラリアのアマチュアリーグに派遣されると、メジャーリーグのボストン・レッドソックスのスカウトの目にとまり、入団交渉まで行いましたが、社会人時代の性犯罪が原因でビザがおりず、入団が見送られていました。当時のソフトバンクは性犯罪歴を認識しつつも“更生した”と判断して、ドラフト指名、契約を結ぶに至ったそうです」
これまでと同質の罪での逮捕にネット上では、
《だれかと思ったら堂上か》
《何度目だよ、こいつ》
《名前変えて再犯してたら世話ないわ》
《何度やっても懲りない》
《余罪ありそう》
と、非難やあきれた声が。
「2012年の福岡地裁での被告人質問では“二度と人の道に外れたような事件を絶対に起こしません”と誓っていましたが……。現役時代の事件も今回の事件も、被害者はすべて20歳以下の女性。実刑判決を受けても更生はできなかったようです」(前出・全国紙社会部記者)
今度こそ自分の犯した罪に向き合ってもらいたい。