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ー イチローのスピーチに「涙腺が崩壊した」
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ー 野茂英雄は「紛れもなく真の英雄」

 アジア人として初めてアメリカ野球殿堂入りを果たしたイチロー。日本時間7月28日、ニューヨーク州クーパーズタウンで行われた表彰式典に出席した。

「イチローさんはマリナーズなどで活躍。メジャー1年目の2001年に首位打者と盗塁王を獲得し、MVPと新人王を同時受賞しました。2004年にはメジャー新記録のシーズン262安打を放ち、メジャー通算では3089安打を記録。現在はマリナーズの会長付特別補佐兼インストラクターを務めています」(スポーツ紙記者、以下同)

イチローのスピーチに「涙腺が崩壊した」

 表彰式典では、19分間のスピーチをしたイチロー。ジョークを交えた英語で思いを語った中で唯一、あえて日本語を使ったシーンがあった。

「イチローさんは“野茂さん、ありがとうございました”と野茂英雄さんへの感謝の思いを口にしました。野茂さんは日本人メジャーリーガーのパイオニア。メジャーリーグを身近な存在にし、日本からメジャー挑戦への流れを作った存在です。日本人野手として初めてメジャーでプレーしたイチローさんにとって、野茂さんの存在が支えになったと思います」

 イチローが英語でスピーチしていたところ、突然、日本語になって感謝を語ったことにネット上では、

《「野茂さんありがとうございました」って……なんか涙でた》

《野茂さんのところで涙腺が崩壊したわ》

《野茂とイチローがいなければ後の日本人メジャーリーガーはなかったかもしれない》

《夢のまた夢、それを現実にしてくれた2人のレジェンド》

 と、感動の声が上がった。