6月30日放送の『しゃべくり007』（日本テレビ系）にお笑いトリオ・パンサーがゲスト出演し、そのときの放送内容が物議を醸している。
最初から微妙な空気が流れていたスタジオ
「この日はパンサー3人が家族とテレビ初共演。向井慧さんはお姉さんと、菅良太郎さんはお母さんと出演。そして尾形貴弘さんは、7歳になる1人娘のさくらちゃんと2ショットを披露しました。ところが冒頭、さくらちゃんは『お父さんのこと好き?』『面白い?』という問いに無言で首をかしげるなど、微妙な空気が流れていました」（テレビ誌ライター、以下同）
その後、番組恒例とも言える“悪ノリ”がスタートする。
「さくらちゃんは“寝る前にパパがキスしてくるのがイヤでママに告げ口する”という話を披露。その際、ママがビンタを食らわせて尾形を制裁しているという衝撃の裏話を明かしたのです。これを受けて始まったのが、くりぃむしちゅー上田晋也さんが“妻役”になり、尾形さんにビンタするという流れでした。
ビンタされてスタジオのフロアに尾形さんが倒れ込むと、さくらちゃんは大笑い。尾形さんは『よかったです、笑ってくれたら』とあくまで前向きでした」
ところが、実の娘の前で芸人にビンタされるという演出に、
《テレビ消しました》
《娘の前でお父さんをビンタなんて笑えない》
といったコメントが。
「番組ではこのあとも尾形さんがビンタされたり、死んでしまうというシチュエーションが繰り返され、そのたびに笑いが起きていました。尾形さん自身は自分で笑ってくれればいいという考えだと思いますが、笑いの道具にする番組の演出に違和感を覚えた視聴者も多かったようです。
そんな『しゃべくり』は先月23日の放送回で、一部で報じられた“打ち切り説”について上田さんが『終わりません!』と完全否定していました。ただ最近のコンプライアンス意識の高まりを見ると、そうした憶測がくすぶるのもうなずけます」
“笑いのためなら何でもアリ”は、もはや通用しない時代なのかもしれないーー。
