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ー 専用劇場の新設も予定

 

 秋元康氏が新たな男性アイドルグループのプロデュースを手がけることがわかった。6月30日、秋元氏の事業プロデュースを行う株式会社Y&N Brothersは、三井不動産株式会社、株式会社東京ドームの2社と新たなエンターテインメント事業を展開する合弁契約の締結を発表した。

専用劇場の新設も予定

 新メンバーオーディションはこの夏に開催が予定されており、応募資格は2025年6月30日時点で満年齢が12歳から26歳の男性で、芸能事務所やレコード会社、音楽出版社などとの契約をしていない人物が対象だ。

 2026年には東京都内の三井不動産の商業施設内に専用劇場の新設も予定されており、年間を通じて定期公演やイベントが行われる。テーマは『育てるアイドル』。

 だが、ネット上ではプロジェクトを不安視する声も……。

《育てる系はジャニーズで間に合ってる》
《AKB方式っていまも有効なんだろうか》

 さらに、《SHOW-WA、MATSURIを大事にしてくれ》《僕青はどうなったの》といった、秋元氏がこれまで手がけてきたグループの名前が。それぞれのグループについてエンタメ系ライターが解説する。

「“SHOW-WA&MATSURI”は2023年に活動を開始した昭和歌謡を歌う12人から成る男性アイドルグループです。“SHOW-WA”と“MATSURI”の2チームに6人ずつ分かれていて、お昼の帯情報番組『ぽかぽか』の木曜日コーナーにレギュラー出演中です。“僕青”こと“僕が見たかった青空”は、2023年デビューの23人組の女性アイドルグループ。乃木坂46の公式ライバルに位置づけられていますね」

 両グループはどちらも2023年に活動をスタートさせたばかり。SHOW-WA&MATSURIは3000人強、僕が見たかった青空は3万5678人のオーディションを勝ち抜いた精鋭だが、その勢いにはまだまだ“伸び代”がある状態だ。

 ここに来て新たな男性アイドルグループの立ち上げに疑問の声が生じているのか、背景を芸能プロ関係者が語る。

「秋元さんはとにかくタフな方なので、常に先へ進みたいのでしょう。今回の男性アイドルグループも専用の劇場を作り、そこでのパフォーマンスを通じて成長を見守るコンセプトは“男性版AKB48”というべきもので、SHOW-WA&MATSURIとの差別化もできているといえばできています」

 ファンとしては、秋元氏にそれぞれのグループのプロデュースに注力してほしいという思いもありそうだ。