佐々木朗希投手、今のメンタル

 スポーツ報知の報道によると、ドジャースのB・ウォーカーメンタルコーチは佐々木の現状について語っている。

「(大谷)翔平もいきなり活躍したわけではない。朗希はおそらく、翔平が米国に来た時と非常に似た適応期間を経験している。周囲と自分を比較するのは良くない。山本(由伸)だってメジャーデビュー戦は1回KOで、約3か月間の離脱もあった」

 と、現在投手として活躍する山本でさえ、メジャー1年目は決して順風満帆ではなかったことを強調している。

 メンタルコーチは続けて佐々木に足りないものは「経験が必要だ」とし、故障のなかでも精神面は成長していると感じているようだ。

 監督・コーチ陣が言及するように文化的な問題や、意思疎通などの適応に時間がかかることに加え、佐々木はまだ23歳という若さ。現状を短期的な失敗ではなく、長期的な育成の観点から捉えていることを示している。

 6月20日からキャッチボールを再開していた佐々木。ようやく投球にも力強さが戻ってきた佐々木の復帰は、そう遠くなさそうだ─。