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ー 国民からの人気は水もの
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ー 受け答えにも必要な“経験”

 

 小泉進次郎農林水産大臣の、評価爆上がりが止まらない。最近の「次の首相に誰がふさわしいか」という産経新聞とFNNが行った世論調査で、2位の高市早苗前経済安全保障担当大臣を抑え、トップだったと報じられた。

国民からの人気は水もの

 以前、『週刊女性』のアンケート調査では「辞めてほしい世襲議員」で3位に入った小泉氏。やはり“令和の米騒動”で備蓄米をスピーディーに市場へ放出し、米の価格暴騰に歯止めをかけた実績が彼の人気を加速させているのだろう。この潮目に乗って、次期総理候補として有利になったのだろうか?

「ひとつのハードルを越えた、というくらいですね」

 と語るのは、政治評論家の有馬晴海氏。

「辞めてほしい議員でランクインしているということは、裏を返せばそれだけ知名度があるということ。国民が喜ぶことをすれば評価は上がるし、悪いことをすれば“あれはダメ”となる。知名度があれば、その評価の振り幅が大きくなりますから」(有馬氏)

 国民からの人気は水もの、ということらしい。有馬氏は自民党の中での人望が大切、とこう続ける。

彼の発信力は評価されています。今回の備蓄米放出についても、マスコミを集めて古米、古古米、古古古米の食べ比べパフォーマンスを行ったり。それを自民党の中では“スタンドプレーをしている”と、冷ややかに見ている人もいます。自分が目立っても、票を集められないじゃないかと」