開幕前の1月にMLB公式サイトで発表された、2025年の若手有望株を選んだ「プロスペクト・ランキング」で、トップ100で最下位となる100位だったミジオロウスキー。それが今や、米ベースボール誌による最新の新人王候補ルーキーランキングで4位につけている。
このプロスペクト・ランキングと開幕前のルーキーランキングで、両方で1位に選出されていたのがドジャース・佐々木朗希投手(23)。
日本では“10年に1人の逸材”も
メジャーの強打者を相手に物おじせず真っ向勝負するミジオロウスキーの躍動ぶりこそ、国内外のベースボールファンが期待した佐々木の姿だろう。右肩のインピンジメント症候群で故障者リスト(IL)入りしている間に、奇しくも同じ23歳(学年は佐々木より1つ下)のミジオロウスキーが台頭してきたわけだ。
「まさに“これぞメジャー”でしょう。異次元の“二刀流”を実現する大谷投手はともかく、日本では“10年に1人の逸材”に数えられた佐々木投手と同等、それ以上のポテンシャルを秘めた若い選手が毎年のように世界中から集まってくる。
右肩の不調に悩まされる佐々木投手ですが、千葉ロッテ(マリーンズ)時代に完全試合を達成した時は、たしか回転数2400〜2500だったと記憶しています。ミジオロウスキー投手ともスタイルが酷似する、当時の姿を取り戻せればランク1位にふさわしい“怪物”ぶりが見られると期待します」(前出・ライター)
日本では「特等席」を用意されていた佐々木だが、うかうかしている間に席がなくなってしまうのがメジャーか。