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5月のゴールデンウィーク、大行列の大阪・関西万博
開催期間が残り1か月ほどとなった大阪・関西万博。来場者数は連日17万人を超えており、かなりの混雑状況だ。
虫、帰宅困難、熱中症の大阪・関西万博
「これまでの過去最多一般来場者は、6月28日に記録した18万4990人。8月30日には17万9000人と過去2番目に多い来場者数となりました。これには、7月19日から8月31日まで何度でも入場できるチケット『夏パス』が影響しています。来場期限が迫ったことにより、駆け込みで多くの人が来場したようです」(全国紙記者)
大阪・関西万博といえば、前評判はあまり良くなかった印象だ。
開催前には、ロシアのウクライナ侵攻などの影響を受けて資材の値段が高騰したことや、各国の展示館建設の遅れが報道され、《無駄遣い。即刻やめるべき》《建築が間に合わないのでは?》などの批判が相次いでいた。
「開催されてからは、蚊に似た小さな虫であるユスリカの大量発生が話題となりました。また、雨傘の役割を果たすとされていた大屋根リングが、構造上リングの下で雨を完全にしのぐことが難しく、雨対策に不安の声が上がることに。
最近では、8月13日の夜に会場につながる唯一の地下鉄である大阪メトロ中央線が一時運転を見合わせた影響で、会場にいた多くの人が帰宅困難となりました。
さらに、連日の厳しい暑さと混雑状況で、熱中症リスクについても不安視する人も多くいます。実際、来場者は日陰が少ない広い場内を歩いて移動しなければならないため、熱中症の疑いで救急搬送される人も多いようです」(前出・全国紙記者)