「自分が2人いたら僕も見たいくらい」
そんな薮が今回の役作りにあたり、参考にするのは“身近”にいる人々だという。
「いつも役作りの際は演出家の方にたくさん質問しますし、自分でネットや本を読んで調べることも多いです。演じる年代の作品を見て、当時のファッションなどからもヒントを得たりするかな。
今回の作品だと舞台が現代ということで、僕はサラリーマンではないですけど、お仕事相手の方々はテレビ局の方などサラリーマンが多いので、身近にヒントが多いですね」
本読みを一度行った時点から、「みんなゲラゲラ笑いながらやってた」と振り返る。
「音楽との合わせ方も含め、これから固めていく要素が多いので、本読みは“あまり本気でやらなくて大丈夫”と言われていたんですが、共演の梶原(善)さんがかなり面白い感じでやられてたので、つられて全員、少しずつ熱が入り始めました。やっぱりみんな役者だな!と思った、面白い体験でしたね」
初日までひと月あまり、連日徹夜で仕事漬けの村田に扮した薮は、どんな姿を見せるのか。
「やつれていると思います(笑)。くまを作りながら一生懸命やるので、そのときはグループ活動でくまがあっても許してください!
自分が2人いたら僕も見たいくらい、楽しみな作品です。見てくださる皆さんの生活がちょっと豊かになるような作品にしますので、ぜひ見に来てください」
「月曜日(MONDAY)」ってどんな曜日?
「『週刊少年ジャンプ』の発売日! 中学生くらいからずっとです。だって全然『ワンピース』が終わらないから(笑)。もう少年じゃないのに読んでます。とっつぁん坊やですよ。今は電子で読んでいて、24時きっかりに更新されるので23時55分くらいから毎週そわそわしてます」
PARCO PRODUCE 2025音楽劇
『MONDAYS/このタイムループ、まだまだ終わらない!?』
10月5日~27日 PARCO劇場(大阪・長野公演あり)
撮影/廣瀬靖士 ヘアメイク/二宮紀代子 スタイリスト/寒河江 健(Emina) 衣装協力/ジャケット¥74800、シャツ¥28600、パンツ¥33000、以上marka、その他スタイリスト私物