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ー 制作費の高騰、視聴率は振るわず
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ー 『科捜研』は単発のSPドラマへ

「2023年から2年間、夏に『科捜研』の連続ドラマが放送されていたのですが今年、放送されることはありませんでした。そんな中、10月からフジテレビで始まるドラマに沢口靖子さんが主演すると聞いて、古巣のドラマは事実上の終了かと驚きましたよ」(スポーツ紙記者)

 10月から放送される月曜夜9時の連続ドラマ『絶対零度』(フジテレビ系)に、沢口の出演が決定。特殊詐欺やサイバーテロなど、私たちの身近な生活から国家の安全を脅かす大規模な犯罪まで、数々の情報犯罪に立ち向かう刑事を演じるという。沢口のフジテレビ連続ドラマ出演は、実に35年ぶりだという。

 沢口が主演を務めるミステリードラマといえば、昨年で25周年を迎えた『科捜研の女』(テレビ朝日系)が、あまりにも有名だろう。

「物語は、物理、化学、文書鑑定などの専門技術を持つ個性的な研究員たちが、最新の科学捜査を駆使して難事件を解決していくというものです。しかし、沢口さんの『絶対零度』出演が決定したことで、『科捜研』は事実上終了し、彼女もフジテレビの人気シリーズに“鞍替え”したのではないかと囁かれています」(テレビ局関係者、以下同)

制作費の高騰、視聴率は振るわず

 ご長寿ドラマの打ち切り説が持ち上がった背景には、高すぎる制作費が原因だという報道もあった。

「ドラマは京都で撮影していることから、出演者やスタッフの移動費や宿泊費がかさんだといわれているんです。根強いファンに支えられてきた『科捜研』ですが、2021年ごろからは、視聴率も振るわなくなっており、最新シリーズとなった2024年放送のseason24は、全話含めた平均世帯視聴率が7%台まで落ち込んでしまいました」

 はたして、もう法医研究員榊マリコを見ることは叶わないのか─。