J1クラブの料金は
例えば、J1クラブの川崎フロンターレや浦和レッズでは、自由席の大人料金はおよそ3000円前後。代表戦のチケットはその約3倍で、庶民感覚からすれば“高嶺の花”と感じるのも無理はない。
ただし、高額チケットも結果的には即完売。「売り切れたということは適正価格か、むしろ安かったのかも」「慈善事業じゃないんだから当然」と擁護する声も多い。
前出のスポーツ紙記者は「ブラジル戦は世界的に注目度が高く、国内で観られること自体が貴重。海外で観るよりもずっと安い。欧州の強豪同士の親善試合では、チケットが100ユーロ(約1万7000円)を超えることも珍しくない」と話す。
一方で、「代表戦はもっと多くの層に開かれてほしい」「子どもたちが憧れる代表戦を、家庭の経済力で諦めるような状況は悲しい」といった意見も。
高額チケットが当たり前になれば、サポーターとの距離は広がるばかり。歴史的瞬間を、もっと多くの人が目にできるよう、これ以上騰がらないことを願うばかりだ。