自分が心地よく過ごすため、自ら快適な住まいを演出する。生花を絶やさずリビングに飾るのもその一つ。

自分で自分の人生を切り開いていきたい

名古屋から毎週水曜日にお花を届けてもらっています。東京のお店に頼んだほうがもしかしたら安いのかもしれないけど(笑)。私の趣味をわかってくださっているので

「以前の私からは想像もつかないけど、やはり人間の身体は食べたものでつくられるから日々のお食事は大事だな〜と、いまさら……」 撮影/紫吹淳
「以前の私からは想像もつかないけど、やはり人間の身体は食べたものでつくられるから日々のお食事は大事だな〜と、いまさら……」 撮影/紫吹淳
【写真】お店みたい! おひとりさまでも丁寧な食生活を送る紫吹淳さん

 加えて自他共に認めるきれい好き。常に整理整頓は欠かさず、隅々まできれいに保つ。まさに理想の1人暮らしを絵に描いたようで、他人のつけいる隙はなさそうだ。

自分軸で生きちゃっているので、いまさら誰か他人と住むという選択肢は考えられないですね。よっぽどの気持ちがないと無理かもしれない

 紫吹を公私共に支えるのが、元ファンクラブ会長であり名物マネージャーの“ばあや”。

 以前バラエティー番組で身の回りの世話をする“ばあや”の存在を明かし、そのお嬢様生活が話題を呼んだ。

ばあやにお世話になっていたのはずいぶん昔の話。でもばあやのインパクトが強かったのか、一緒に住んでいると思われているんですよね。もしかすると、結婚できなかったのはばあやのせいかも(笑)。ばあやも“誰かいい人がいれば”と言っていたのだけれど

 “自分次第”を座右の銘に、選択的おひとりさまを謳歌する。それでも「不安に苛まれることは多々あります」と話す。不安の解消法は?

考えても答えが出ることじゃないんですよね。答えが出ないことに時間を使うのはもったいないから、考えない。ぐじぐじ悩んでいるよりも、そのぶん楽しいことに気持ちをシフトしたほうが、エネルギー的にもいいものが入ってきそうな気がします。自分の人生なんだから、自分で決めたい。自分で自分の人生を切り開いていきたい。だからこの先のこともポジティブに、なるようになるんじゃないかって思うようにしています

取材・文/小野寺悦子