米国ファンに刺さった「山本語録」
そして運命の第7戦。前日に6回を投げた山本がまさかの“中0日”で登板しチームを勝利に導いたことで、彼の“漢気”がアメリカ人に突き刺さったのだ。
「その熱狂を裏付けるように、アメリカの掲示板には、“山本の献身性には本当に感動した!”“男の中の男というのは、まさに彼のことじゃないか?”“まさか大谷よりも人間を超越してる奴がいたとは、夢にも思わなかったよ”“山本のプレーはもう二度と見られないだろう。それほど凄かった!”といった賛辞の声が殺到しています」(前出・スポーツ誌ライター)
そんな山本の人気をさらに後押ししているのが、彼の漢気溢れる発言。
WS第2戦前に発した「なんとしても負ける訳にはいかないので」という発言が、通訳による超意訳で「Losing isn't an option!(負けるという選択肢はない)」というなんとも男らしい言葉に変換されたのだった。これがなぜか、WSを戦うチームのスローガンのようになり、MLB公式Tシャツまで販売される事態に。山本にとっても不測の事態だったが、見事“有言実行”を成し遂げた形となった。
ほかにも「いつか偉大な先輩を超えたい」が「オレはカーショーを超える」に、「長いイニングを投げられれば」と言ったことが「ブルペンのドアを施錠しておけ」に翻訳されるなど、謙虚な本人とは裏腹になぜか男らしく変換される「山本語録」。しかし、これらの山本語録が、米国ファンに歓迎され広まっているようだ。
WSでの漢気登板、そして数々の漢気溢れる発言で米国ファンの心を完全に掴んだ山本。まだまだ“山本フィーバー”が冷めることはなさそうだ。











