スーパー戦隊シリーズ最新作『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』(テレビ朝日系)に出演していた19歳の女優・今森茉耶が降板することになった。未成年での飲酒行為が認められたためだという。
41年前の忘れられない交代劇
「彼女の飲酒が確認されたのは8日土曜日の午後。東映は今森さんをこの役から降板させることを決定。所属事務所も今森さんとの契約を解除しました」(芸能ジャーナリスト、以下同)
翌9日の日曜日にオンエアされた37話では、オープニング映像に記載されているクレジットだけではなくキャスト紹介の映像、さらには本編から彼女をカット。変身後のゴジュウユニコーンは戦闘シーンに登場したものの、声は別人が担当した。
今森には9月、未成年飲酒とは別の手痛い失敗があった。
「ゴジュウウルフのスーツアクターだったスタントマンで俳優の浅井宏輔さんとの不倫が『週刊文春』で報じられたのです。その後、浅井さんは持病の腰痛の悪化を理由に降板。一方、今森さんの出演はそのまま続いていました」
同作は来年2月までの放送。撮影済みの分をどうするのか、新たなユニコーン役を配置するのかは定かではないが、じつはいまから遡ること41年前、スーパー戦隊ヒーローファンにとって忘れられない交代劇があるという。芸能プロ関係者が語る。
「1984年に放送されたシリーズ第8作『超電子バイオマン』で、ヒロインの1人であるイエローフォー役を演じた女優の矢島由紀さんが10話の撮影中に突然失踪したのです。彼女はジャパンアクションクラブに所属するアクション女優。当時、番組スタッフはもちろん、事務所の先輩である志穂美悦子さんまで一緒になって彼女を探したそうです」
この一部始終は、当時のプロデューサー・鈴木武幸氏が書いた『夢を追い続ける男』(講談社)にも詳しく書かれている。
「結局、彼女がどこへ消えたのかわからないままでした。ただ10話の途中までは矢島さんの姿が映っていることから鈴木氏は一計を案じ、ストーリーの結末を変更することを決断。タイトルを『さよならイエロー』と題して、イエローフォーが戦いの最中、“殉職”する設定にしたのです」
名誉の戦士を遂げたあと、イエローフォーがスーツ姿のまま葬儀が執り行われる場面が設定された。
「周りには弔花が敷き詰められ、隊員が涙するところで10話は終わりました。しかし次回から新たな代役を用意しなければなりません。そこで急きょ、JACから矢島さんの後輩である新人・田中澄子さんが2代目イエローフォー、矢吹ジュンとして抜擢され、なんとかその後を乗り切りました」
戦隊ヒーローファンの中には、このときの出来事と今森さんの今回のスキャンダルを重ね合わせる人もいるようで、《イエローフォーみたいに殉職シーンやって欲しい》《イエローフォーと同じ方式にすればよかったのに》と声も聞かれている。
















