玉木代表に絡み続ける立憲議員

 これに立憲民主党に所属する山岸一生氏が、

《玉木さんのおっしゃる「2日前通告ルール」とは実在するのでしょうか。また、早くからセッティングされていた「代表質問」と、開催2日前にセッティングされた「予算委員会」とを混同するのは「意図的なミスリード」ではないでしょうか》

 などと反応したのだが、思わぬ事態になっているという。

「玉木さんは、“2日前通告ルール”は実在すると主張したうえで、このルールを守っていると記しました。さらに、立憲民主党のホームページ上にも、《「前々日など適切な日時までに」と明記しているはず》と投稿。この玉木さんの投稿を受けて、“自分の党のルールさえ知らないのか”と山岸さんに批判が寄せられる事態になっています」(前出・全国紙政治部記者、以下同)

玉木代表のミスを指摘した立憲民主党・山岸一生議員(本人Xより)
玉木代表のミスを指摘した立憲民主党・山岸一生議員(本人Xより)
【写真】国民民主党代表・玉木雄一郎に何度も絡む立憲議員

 この返信に対し、山岸氏がさらに反応。

「山岸さんは、玉木さんが引用した記事内に記載のある、2日前に通告する“与野党の申し合わせ”の存在を前提にしていたと主張し、玉木さんの回答は、存在しない“与野党の申し合わせ”を“各党の内規”にすり替えている、と反論しました。

 この『2日前ルール』は2014年に変更があり、“期限は設けず、できるだけ早く提出する”ということになっているので、現状『2日前ルール』は存在しておりません。ただ、党の内規で2日前に提出することをルールとしているところもあります。玉木さんはそこを誤認していたのかもしれませんね」

 その後、玉木代表は11日の会見で“与野党の申し合わせが上書きされていることを知らなかった”と発言。

「たしかに山岸さんのいうように、その点は玉木さんに落ち度があると思いますが、その後、山岸さんは何度も玉木さんに絡む姿勢を見せています。相手のミスを指摘し、悦に浸っている場合でしょうか。

 実際、SNS上では揚げ足取りを続ける山岸さんの態度に対し、“ただ文句言いたいだけに感じる”などの意見も上がっています。どうしたら国会の議論が円滑に進むのか、そこを考えてもらいたいですね」

 国民のために建設的な議論を行ってもらいたいものだ。