チャンピオンベルトを巻いた勝者の横で、“土下座パフォーマンス”を披露して注目を集める敗者の姿に、ネット上から「早くリングから降りるべき」と礼に欠いた行動と捉えられたよう。一方で、
《試合後に会場の皆に座礼くらいしても良いでしょ 気になるのはカメラが勝者ではなく座礼の天心を映し続ける事》
《スポンサーの意向なのか本当に実況酷かったし、リング上の井上選手を映さず退場を終える天心にカメラがベタ付きだったのは本当に失礼だったと思いますよ。勝負の世界は勝者こそ称えるべき》
拓真そっちのけで天心メインで追い続けた、試合を独占生配信した『Amazonプライムビデオ』のカメラパフォーマンスや、“天心寄り”ともされた演出にも不満の声。
スポーツ紙でも「天心破れる」
ボクシングをはじめとする格闘技を取材するスポーツライターは、
「カメラはなんとか天心選手と拓真選手が収まる画角を試みてはいましたが、ボクシングファンが本当に見たいのはベルトを巻いたチャンピオンの姿。同様に翌日のスポーツ新聞でも、“天心破れる”といった具合に敗者メインの見出しが見受けられました。
一般的な知名度、話題性では天心選手が上回るのはたしかですが、サブスクであるアマプラだけにタイトルマッチを純粋に見たい視聴者層のほうが多かったのかもしれません。鳴物入りでボクシングデビューした天心選手には“アンチ”も多く、今回のパフォーマンス、そして演出はより批判の声を大きくしたのでしょう」
試合後に騒ぎ立てられた“土下座”報道に反応してか、翌朝に自身のXを更新して、土下座写真を添えてのポスト投稿した天心。
【謝りはしません一生懸命やりました 後悔は無いです 堂々と前を向いて生きていきます】
パフォーマンスは土下座ではなく、あくまでも試合を見にきてくれた観客、応援してくれたファンへの“座礼”と主張したかったのか。いずれにしてもボクシングファンには、王者に対する“礼節”を欠いた行動と映ってしまったようだ。











