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ー 日テレ側もコメントを発表

 

 11月26日、元TOKIOの国分太一が弁護士同伴のもと緊急会見を開いた。

日テレ側もコメントを発表

 国分は6月に、日本テレビが複数のコンプライアンス違反を認めたことを理由にレギュラー出演していた『ザ!鉄腕!DASH!!』(日本テレビ系)を降板。無期限の芸能活動休止を発表し、6月25日にはTOKIOが解散を公表している。

 その後、沈黙を守っていた国分だが10月に新たな動きが見られた。

「国分さんは、10月20日に日本テレビの対応をめぐって日本弁護士連絡会に人権救済を申し立てました。代理人弁護士の会見によると国分さんは、打ち合わせ名目で日本テレビに呼び出され、その場でコンプライアンス違反内容について聴取が行われました。身に覚えのあった国分さんが認めると、その場で番組降板を一方的に通達されたそうです」(スポーツ紙記者、以下同)

 今回の会見では、番組降板に至るまでの流れが国分本人の口から語られたほか、TOKIO解散や会社の廃業、TOKIO-BAの閉園などに触れると涙ぐむ場面も見られた。

「会見で国分さんは、コンプライアンス違反の内容については『答え合わせができない』とも語っており、国分さん本人にも日テレ側から行為の詳細についての説明がされていないことが明らかになりました。突然の聴取に、国分さんは状況を把握しようと、スマホの録音機能を立ち上げるも、その場で日テレ側の弁護士から削除を要請されたそうです。メモは許されましたが、『手が震えて何も書けなかった』と振り返っていました」

 国分の言い分が正しいのならば、日本テレビ側の一方的な姿勢が今後、問題視されそうだ。実際、ネット上でも《日本テレビのやり方は公平じゃない気がする》《たとえ加害者だとしても少しは説明すべきなのでは》といった日テレを批判する声が並ぶ。

 こうした声が寄せられる理由を芸能プロ関係者が指摘する。

「国分さんをめぐるスキャンダルは、日テレがプライバシー保護を理由にコンプライアンスの詳細を公開せず時間が経過したため、さまざまな憶測を招きました。今回の会見で国分さん自身にも一切知らされておらず、そのことが国分さんを苦しめていることが伝わり、日テレの“説明不足”が批判されてしまいました」

 26日、日本テレビは国分の会見を受けて書面でコメントを発表。詳細を明らかにしていない理由については従来の“プライバシー保護”が第一だとしつつ、「ヒアリングで国分氏自らお話しされた内容だけでもコンプライアンス違反に該当し」、「ザ!鉄腕!DASH!!を降板していただくことを即断せざるをえない」と説明。日テレサイドがそもそも何をもってコンプラ違反だと疑義を持ったのかについての“答え合わせ”については「難しいと考えております」とした。

 果たして、国分が“真相”を知る日はくるのだろうか――。