公明党が明かした“処分”の行方

 古川容疑者の処分については、《状況を重く受け止め、速やかに中央幹事会を招集し、中央規律委員会に対し規律処分の検討を指示し、厳正に対応してまいります》と綴った公明党。12月1日には、容疑者本人が議員辞職の意向を示していることを徳島県本部幹事長の梶原一哉県議が明らかにしたが、処分の行方はどうなるのか。

 公明党に問い合わせたところ、以下の返答があった。

「“お詫びの談話”は、逮捕容疑の内容を踏まえ、党としての基本的な認識と姿勢を示したものです。中央幹事会はすでに開催し、現在、中央規律委員会で手続きの最中です。本人に通知でき次第、処分について発表させていただきます」

2023年の徳島県議会議員選挙の際、支持者への感謝を語っていた古川広志容疑者(本人のXより)
2023年の徳島県議会議員選挙の際、支持者への感謝を語っていた古川広志容疑者(本人のXより)
【写真】盗撮で逮捕「若い皆さんに…」支持者に囲まれる古川容疑者

 公式サイトでは、《自己研さんに励み、清廉潔白で誠実な政治を心がけ、 高齢者や女性の皆さまはもとより、若い人たちからも信頼されるよう、日々、成長を図って参ります》と誓っていた古川容疑者。座右の銘には「労苦と使命の中にのみ人生の価値(たから)は生まれる」という言葉を掲げていた。

 梶原県議も「本当に残念で、信じられないという気持ちだ」と語るように、多くの支持者にも激震が走ったであろう古川容疑者の逮捕劇。白日の元に晒された悪行に、適切な処罰が望まれる。