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ー 主要キャストはアニメ版から変更か
映画『ルックバック』キービジュアル(K2Pictures公式サイトより)

 『チェンソーマン』で知られる人気漫画家・藤本タツキの長編読切りの漫画『ルックバック』が、実写化されることが発表された。

 監督・脚本・編集を手掛けるのは、第71回カンヌ国際映画祭でパルム・ドールを獲得した『万引き家族』など、多くの映画賞を受賞している是枝裕和監督。作者・藤本氏の出身地で、同作の主な舞台となった秋田県にかほ市を中心に、すでに撮影は終了しているという。

主要キャストはアニメ版から変更か

 昨年にはアニメ映画化もされ、興行収入は20.4億を記録するなど大ヒット。根強いファンも多い作品だけに実写化には複雑なファンも多いかと思いきや、今回は歓迎の声が目立つ。

是枝監督の作風なら『ルックバック』の世界観を上手く描けるのでは? という期待する人が多いようです。原作者の藤本氏も“是枝監督がルックバックを撮ってくれるなら僕はもう何も言う事はないです”とコメントを寄せたことも大きいでしょうね」(映画ライター)

 小学生時代からはじまる13年にわたる2人の主人公の軌跡を、美しい四季とともに描くため、1年ほどかけて撮影が行われたようだ。

クランクイン前の昨年11月に地元紙で報じられた内容によると、昨年10月からロケハンのために一部スタッフがにかほ市に滞在。今年2月から撮影が開始され、夏や秋の撮影も予定していると記載されていました。また3月には是枝監督の映画のエキストラ募集が秋田市と山形市でも行われていたので、原作をかなり忠実に描いていると思います」(フリーライター)

 アニメ映画版で声優を務めた河合優実と吉田美月喜の演技も高い評価を得ただけに、実写版でも2人の続投を期待する声も。

地元の方のX投稿によると、にかほ市の人気海鮮店に別の実力派俳優のサインが展示されており、“実写版の『ルックバック』の撮影で訪れたらしい”と書かれていました。そのためアニメ版とは別の俳優が演じる可能性が高そうです。目撃情報の俳優であれば是枝監督の作品に何度も出ているので、河合さんたちとはまた違う魅力的な演技をしてくれるのでは」(前出・映画ライター)

 新海誠監督の『秒速5センチメートル』など、原作の世界観を壊さず成功を収める実写版も増えているだけに、『ルックバック』実写版にも期待ができそうだ。