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ー 田久保氏はすでに出演経験あり

「この後の予定についてはまったくの未定です」ーー。12月14日投開票の静岡県伊東市長選で落選した田久保真紀前市長。無職となってしまった彼女は翌15日、自身のXで今後の進退は不明であることを表明したが、早くも“転職先”が取り沙汰されているようで――。

田久保氏はすでに出演経験あり

「14日の伊東市長の出直し選挙は過去最多となる9人が立候補。元市議の杉本憲也氏が13522票で初当選を決めた一方、“再出馬”した田久保氏は4131票と、約9000票の大差をつけられて落選しました」(全国紙政治部記者)

 選挙後の取材も受けず沈黙を続けている田久保氏に、いまもっとも熱視線を送っているのが『サンデー・ジャポン』(TBS系)なのではないかと放送作家が語る。

「たとえば、亡くなった日本ボクシング連盟の山根明元会長。2018年に助成金不正流用や疑惑の判定への介入などの疑惑を指摘されていましたが、コワモテな顔立ちに薄いサングラス、強烈な個性とキャラが立っている彼を『サンジャポ』はいち早くキャスティング。“カリスマ山根”と呼んで芸能事件のご意見番としてたびたび登場させるや、ほかのバラエティでも引っ張りだこ。2023年に公開された日豪合作映画にも出演したほどです」

『サンジャポ』は、スネに傷のある“いわくつき”人物を見出すのが得意で、2016年2月、妻で元衆議院議員の金子恵美氏が妊娠中、女性タレントとのゲス不倫を報じられた元衆院議員の宮崎謙介氏も同様だ。

「『サンジャポ』は2017年10月、宮崎氏を騒動後初めてテレビ出演させ、謝罪させた経緯があります。そのときは爆笑問題の太田光さんを始め出演者からハチの巣をつついたように総攻撃されましたが、2020年、4年ぶりの不倫が報じられた際は、今度は生放送で“夫婦共演”を実現。宮崎氏から『行き過ぎたコミュニケーション』という言葉を引き出し、同氏の憎めないキャラクターを知らしめたのです」(前出・放送作家、以下同)

 その後、宮崎氏はコメンテーターや実業家として活動を続けている。そんなすぐれた起用の“嗅覚”を持つ『サンジャポ』だが、田久保氏の場合ははすでに出演経験はあるという。

「伊東市長時代、議長に卒業証書を見せた時間が19.2秒だったということから新語・流行語大賞に『卒業証書 19・2秒』がノミネートされましたが、11月9日放送の同番組で田久保氏を直撃しているのです。その際、大賞を受賞したら授賞式に出席するかという質問に『その時の状況によって考えたいと思います』と、やや前向きなコメントを引き出していました」

 爆笑問題の田中裕二による、田久保氏のものまね動画を見せた際も……。

「田中さんはコントの中で、卒業証書を19.2秒見せるというくだりを痛烈な皮肉を込めて演じていたのですが、田久保氏は笑顔で『田中さん!似てる!』と返答。また19.2秒という時間に『結構長いですね』と自分でツッコミまで入れていました」

 全国的な知名度は十分で、なおかつツッコミがいのあるキャラクターは『サンジャポ』に打ってつけというわけか。将来のレギュラー候補として虎視眈々と狙っているかも……。

 ちなみに、田久保氏が『サンジャポ』に登場する時のBGMは決まってB'zの『Liar! Liar』である。