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ー 大相撲の観戦マナーが物議

 

 1月14日、大相撲初場所は4日目に突入し、横綱・大の里(二所ノ関部屋)と義ノ富士(伊勢ヶ濱部屋)の取組が行われた。

大相撲の観戦マナーが物議

「義ノ富士は3日目に豊昇龍を破っており、2日連続“金星”がかかった大事な取組。注目が集まったこの一戦は義ノ富士が上手投げで見事に勝利し、快挙を成し遂げました。

 取組後のインタビューでは、“うれしいです。体が動いて、投げを打ったら決まった”と満足そうでしたね。ただ横綱が負けたことで、問題視されている観客の“座布団投げ”がありました」(スポーツ紙記者、以下同)

 義ノ富士といえば、2日目に行われた西大関・安青錦(安治川部屋)との取組がとある理由で話題になった。

「行司軍配は安青錦にあがりましたが、際どい勝負だったため物言いがつき、審判の親方らが土俵に上がり行司と2分ほどの協議に入りました。その際の観客のマナーが物議を醸す事態になったんです。協議の結果、軍配どおり安青錦の勝ちとなりましが、その間ずっと一部の観客から手拍子と『もう一番!』コールが沸き起こったんです」

 というのは、前出の相撲担当記者。

 日本相撲協会の『相撲競技観戦契約約款』では、“禁止行為”として、《相撲場内外でみだりに気勢を上げ騒音を出す行為》《相撲競技の円滑な進行または他の観客の観戦を妨げまたは妨げるおそれのある行為》などが挙げられているため「これは禁止行為にあたる可能性がある」と前出の記者は言う。

 この観客マナーに対し、ネット上では、

《規約に違反する観客に対しては、強制的に退場にするべき》
《勝負審判の協議を煽るなんて良くない風潮》
《放送見ていてただただ不快でした》

 など、厳しい意見が寄せられている。

「初場所直前、親方たちのYouTubeチャンネルで三保ヶ関親方や大嶽親方などが“座布団投げ”に警鐘を鳴らし、関心が寄せられていました。これまでは許されてきた行為が禁止となることも少なくありません。時代に合わせて観客たちも新マナーやルールに順応していく必要があるでしょうね」(前出・スポーツ紙記者、以下同)

 観戦のマナー違反や禁止行為を行ったものに対し、どのような対応を取っているのだろうか。日本相撲協会に問い合わせてみたが、期日までに回答はなかった。

 力士たちの凄まじい迫力に興奮することは理解できるが、節度をもった観戦を心がけてもらいたい。