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ー 『鬼滅』受賞逃した理由は

 映画の最高峰を決めるアカデミー賞の前哨戦「ゴールデン・グローブ賞」の授賞式が、アメリカ・ロサンゼルスで行われた。日本からは『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』がアニメ映画賞にノミネートしたが、惜しくも受賞を逃した。一方、同部門を受賞した作品について、ネット上では「見たことも聞いたこともない」「受賞は妥当」など賛否両論となっている。

『鬼滅』受賞逃した理由は

 現地時間の1月11日に行われた「第83回ゴールデン・グローブ賞」。レオナルド・ディカプリオ主演で、日本では昨年10月に公開された『ワン・バトル・アフター・アナザー』が作品賞など最多4部門で受賞を果たしている。

「例年、ゴールデン・グローブ賞とアカデミー賞は近しい結果になりがちです。そのため『ワン・バトル〜』は、アカデミー賞でも話題の中心になるでしょうね。日本から唯一ノミネートされていたのは、長編アニメーション映画賞の『鬼滅の刃』でしたが、残念ながら受賞ならず。Netflixで配信中の『KPOPガールズ!デーモン・ハンターズ』が受賞しました」(映画ライター)

 架空のK-POPガールズグループ「ハントリックス」が、アイドル活動をしながら悪霊を追い払うというストーリーの同作。昨年6月からNetflixで配信が開始されると、世界66カ国で視聴数1位を獲得した。

中国では11月14日に公開された劇場版『鬼滅の刃』(公開日投稿の中国最大級SNS「微博」上の公式アカウントより)
中国では11月14日に公開された劇場版『鬼滅の刃』(公開日投稿の中国最大級SNS「微博」上の公式アカウントより)

「通称『ケデハン』として人気を博しており、配信開始から91日間でNetflix史上最多再生数の3億2500万回を叩き出しています。昨年8月には北米やイギリスなどで劇場上映も行われ、全米興行1位を獲得。さらに、劇中歌『Golden』もビルボードで通算8週1位を記録し、アメリカでは社会現象となっています」(同・映画ライター)

 一方、日本では『ケデハン』の知名度が低い様子。ネット上には「見たことも聞いたこともないアニメが受賞してるわ」「初めて題名を知って調べてみたけど全然惹かれない。K-POPに興味ないし……」「こんなレベルのCGアニメでゴールデン・グローブ賞ですか。まあ『鬼滅』のほうが確実に上でしょうね」など、批判的な声が続出している。

 対して、『ケデハン』を視聴した人からは「子どもと一緒に見たらハマった。主題歌もずっと聞いてる」「アニメだけじゃなくて曲も好き! 世界的にヒットしてるし、受賞は妥当だと思う」「『鬼滅』も面白いけどグロテスクなシーンがある。それに比べて『ケデハン』は小さい子どもでも楽しめるからありがたい」など、納得の声が寄せられた。

「『鬼滅』も、北米の興行ランキング(2025年9月12日〜14日)で1位を獲得するほどの大ヒット。それでも受賞に届かなかったのは、“シリーズ作”であることが理由かもしれません。『無限城編』は三部作を予定しており、今回ノミネートされたのは第一章です。ネット上にも“完結しないと評価は難しいだろうね”“シリーズ作が不利なのは仕方ない”といった声が散見されます。ポジティブに見れば、今後再び受賞のチャンスがあるとも考えられますね」(前出・映画ライター)

 『鬼滅』の受賞は“先送り”になった……ということかも!?