垣間見えた制作費の大幅カット

 注目度が高いが故に賛否のあるドラマだが、視聴者が首をかしげたのは内容だけではない。ドラマの撮影環境そのものにも疑問の声が上がっている。

「フジテレビは、ドラマの撮影などではよく湾岸スタジオや本社の廊下で撮影することがあるそうですが、今作では外観までもがドラマに使用されていました。さらに第1話では手術シーンが異例のアニメ化で表現され、少し安っぽい印象を受ける視聴者もいたことでしょう」(前出編集者)

 2024年、フジテレビは同年1月に引退した中居正広の女性トラブル騒動がきっかけででスポンサー離れが深刻化。8月にはトヨタなど各社がCM再開の動きもあったが─。

 テレビ制作会社の関係者は語る。

「一時的にCMが戻ったとはいえ、以前ほどの広告費を出してもらえていない可能性が高いです。ドラマ制作費は削減の対象になりやすく、特に医療ドラマはリアリティ追求のため、病院のセットや医療監修など特にコストがかかります。予算削減のための撮影だったとしても、視聴者はそうした事情を汲んで見るわけではないので、リアリティを求める視聴者にチープな印象や違和感を与えてしまうのも如かないのかもしれません」

 一方、手術描写のアニメーションでは「アニメっぽくして血やグロさ軽減してるのめちゃくちゃ評価する」「橋本環奈の医者の演技のレベルが上がってると思ってます」「おむすびも面白かったし、これも続けて見たい」など肯定的な意見も多い。

 昨年の大打撃の余波を受けるフジテレビにとって月9は復権を目指す重要枠だろう。第3話以降、脚本の修正や演出のテコ入れで、離れていった視聴者を呼び戻すことはできるのか注目したい─。