大相撲・初場所は20日、東京・両国国技館で十日目が行われ、前頭四枚目・熱海富士が横綱・大の里を取り直しの末に破り、前日に続いて2日連続の金星を獲得した。早くも8勝2敗と勝ち越しを決めた翌日21日、藤ノ川を送り出しで破り9勝2敗とし、優勝争いトップに並んでいる。
22日には、新大関で優勝を目指す安青錦との2敗同士対決となる。優勝争いが佳境に入る中、土俵外で話題となったのは、2日で540万円超えという大量の懸賞金を手にした熱海富士の満面の笑みだった。
死闘の末につかんだ2個目の金星
大の里との1度目の対戦は、両者がもつれ合うように土俵下に転がり落ちると、軍配は熱海富士に上がったものの、際どい決着に物言いがついた結果、両者の体は同時と判断され、取り直しが決定。
取り直しの一番では、大の里が圧倒的な圧力で一気に土俵際まで追い込んだが熱海富士が土俵際で鮮やかに体をかわし、逆転の押し出しで勝利が決まった。その瞬間、熱海富士の表情は一気に緩んだ。
土俵を下りる際、熱海富士が懸賞金の束に視線を落としてニッコリと微笑む姿が中継カメラに映し出されると、X上では「表情を引き締めるも、(笑顔が)隠し切れない熱海富士」「懸賞金の束に驚く熱海富士が可愛い」と反響が広がった。
この無邪気な表情は、熱海富士の持ち味でもある。
豊昇龍戦で初の金星を挙げた9日目には、伊勢ヶ濱部屋後援会の公式SNSに、満面の笑みを浮かべる熱海富士と元横綱・照ノ富士の伊勢ヶ濱親方の2ショットが投稿された。懸賞金の束を持ち、師匠に報告する姿が公開されると、「土俵降りたあたりから、うれしそうな笑顔がこぼれ落ちそうになっていてこちらもニコニコしてしまいました」「親方に褒めてもらえてよかったね」と、その姿にファンもほっこりしたようだ。
「熱海富士は1日50番と厳しいと知られる伊勢ヶ濱部屋で稽古を重ねてきました。195キロという体重を活かした突き押しの相撲で、豊昇龍戦では150キロの横綱に対し、圧倒的な体重差を活かして完勝しました。取組を解説した元関脇・琴勇輝の荒磯親方も『あれでは止められない。ウエイトが違いすぎる』と分析していましたね」(スポーツ誌ライター)
















