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ー 「れいわ新撰組は山本太郎ありきの政党」

 1月21日、れいわ新選組山本太郎代表が参議院議員を辞職した。

 同日に更新された党のYouTubeチャンネルで山本氏は「衆議院選挙のためではありません」「多発性骨髄腫、血液のがん、その一歩手前にいます」と報告し、健康上の理由で辞職すると表明した。

「れいわ新撰組は山本太郎ありきの政党」

「動画で山本さんは、体調不良の原因として“過度なストレス”をあげており、円形脱毛症が毎年できていて、多い時には年間5~6箇所、少ない時でも2~3箇所ができていたと振り返り、“身体は確実に悲鳴をあげつづけていたんだなって今なら思えます”と語っています。同日には“不定例会見”も開き、こちらでも心境を述べました」(スポーツ紙記者)

 山本氏は引き続き党の代表を務め、党運営にも関わっていくとしている。

「山本さんは2022年に衆議院議員を辞職し、参議院議員選挙の東京選挙区に鞍替え出馬し6位で当選しています。比例での出馬ではないので、繰り上げ当選は行われず、補選も行われません。したがって、山本さんの辞職により、れいわ新選組の国会議員は一人減る形となります」(政治ジャーナリスト)

参院選のマニフェストである「食と農業を守る」をアピールするため農家を訪問し、農業に従事する人たちに頭を下げる写真を公開したれいわ新選組の代表・山本太郎参議院議員(党の公式Xより)
参院選のマニフェストである「食と農業を守る」をアピールするため農家を訪問し、農業に従事する人たちに頭を下げる写真を公開したれいわ新選組の代表・山本太郎参議院議員(党の公式Xより)

 やむを得ない健康上の理由があったにせよ、国会議員としての山本氏が不在となる状況に、ネット上では「れいわ=山本太郎ってイメージなので大穴できて大丈夫なのかな? 山本太郎が居なくなる時がれいわの終わりって感じる」「れいわ新撰組は山本太郎ありきの政党。れいわもこれで終わりかな」「彼が居なくなるとれいわの看板が無くなるわけで、こんな終わり方になるとは思わなかったね」など、党の今後を憂慮する声も聞かれる。

「れいわ新選組は山本さんが2019年4月に自由党を離党して、あらたに立ち上げた政治団体です。山本さんは同年7月に行われた参議院議員選挙では比例区から出馬し、個人名で99万票強を獲得するも落選しています。これは“特定枠”に優先して当選させる2人の候補者を立てていたためです。しかし、全候補者の中で最多得票数での落選は大きな話題となりました」(前出・政治ジャーナリスト、以下同)

 事前の予想を覆す“躍進”は社会現象として注目を集めた。それを生み出したのは山本氏の圧倒的なパフォーマンスと表現力だった。

「山本さんは俳優・タレント業をしていただけあり話がとてもうまい。街頭演説では対話を重視し、自身や党に批判的な質問に対しても真摯に対応してきました。有権者に熱意あるメッセージを届けられるスキルを持ち、強烈なカリスマ性がありました。2022年の参院選では山本さんが注目を集めるきっかけとなったダンスパフォーマンス“メロリンQ”が約30年ぶりに披露されています」

 れいわ新選組には、大阪府知事時代の橋下徹氏に食いついた共同代表の大石あきこ氏をはじめ、個性派の議員がそろっている。それでも、山本氏の議員辞職は党にとって大きなダメージとなりそうだ。