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ー ポケモンカードが25億円

 

 世界中で人気が止まらない『ポケットモンスター』のトレーディングカード。そんななか「ポケモンイラストレーター」というカードが、なんと史上最高額となる約25億円で落札され話題になっている。

 カードは、2026年1月に米オークションハウス「ゴールディン・オークションズ」に出品され、2月16日(日本時間)に1649万2000ドル(約25億円)で落札された。

ポケモンカードが25億円

「ポケモンイラストレーター」というカードで、海外では“Pikachu Illustrator”として有名。1998年に漫画雑誌『コロコロコミック』が実施した“ポケモンカードゲームイラストコンテスト”で、当時入賞した約40人に贈られた。漫画ペンを持った可愛らしいピカチュウが描かれている。

25億円のポケモンカード、出品した米YouTuberローガン・ポールのインスタグラムより
25億円のポケモンカード、出品した米YouTuberローガン・ポールのインスタグラムより

 出品したのは、ユーチューバーでありプロレスラーとしても活躍する米国在住のローガン・ポール。現在30歳で、YouTubeチャンネルの登録者数は2360万人に及ぶ人気者だ。ポールは2021年、このカードを527万5000ドル(当時の為替レートでは約6億円)で購入していた。

「ポール氏が買った当時も、“個人売買における最も高価なポケモンカード”としてギネス世界記録に認定され大きな話題になりました。今回その3倍以上という驚異的な価格で落札され、記録を自ら更新したことになります。ポケモンカードに限らずすべてのトレーディングカードの落札額としても過去最高額となりました」(ゲーム誌ライター)

 これほどまでに価格が高騰したのは、このカードの希少性が関わっている。雑誌企画の賞品として配布された非売品で約40枚しかなく、さらに状態が良いものは世界に10枚ほどしかないと言われる、まさに幻のカードだ。

「価値をさらに押し上げているのが、PSA鑑定の結果です。PSAとは、米国に本社を置く“Professional Sports Authenticator”という第三者鑑定機関。トレーディングカードの真贋判定と状態評価をおこなっており、世界共通の評価基準として広く認知されています。その鑑定で、ポール氏のカードは唯一の“Grade 10(完璧な状態)”の評価を得ており、超希少品だといえるのです」(前出・ゲーム誌ライター)

 今回の取引で、もはやポケモンカードは子どものおもちゃではなく、アート作品やクラシックカーなどと並ぶ高額な投資対象だということが改めて分かる。ネット上では、

《雑誌程度のレベルで印刷された紙に往年の名作絵画級の値が付くのか》

《98年ってことは、平成初期生まれの日本の子供40人が持っていたのか!》

《もうこれは「紙」じゃなくて「神」ですね。実家の物置に眠ってないか本気で探したくなるレベル》

《株式会社ポケモンは通貨発行権を持っているに等しいよな》

 と驚きやとまどいの声が止まらない。あまりに桁違いの取引だが、この高騰はいつまで続くのか……世界中が、今後も“ポケカ”の動向に注目していくだろう。