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ー 栗山氏が発動した負のジンクス『予祝』

 3月に開幕する、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)。2月19日には、連覇を狙う侍ジャパンの宮崎強化合宿・第2クール3日目が行われ、2023年大会でチームを世界一に導いた栗山英樹氏が訪問。そこで語った内容が、野球ファンの間で物議を醸している……。

栗山氏が発動した負のジンクス『予祝』

 今大会の日本代表には、ドジャース・大谷翔平や山本由伸、カブス・鈴木誠也、エンゼルス・菊池雄星、パドレス・松井裕樹、レッドソックス・吉田正尚、ホワイトソックス・村上宗隆、ブルージェイズ・岡本和真、ロッキーズ・菅野智之と、歴代最多となる9人のメジャーリーガーが参戦。超豪華メンバーの布陣に期待は高まるが、栗山氏が口にしたのはそんな“期待”を大きく示す内容だった。

「栗山氏は、“連覇します。というか、前回一緒にやったチームメートたちには先に『連覇おめでとうございます』って先に言わせてもらったので。僕の中では、日本の野球が一番いい野球だと思って前回もやりましたし、今でも思っているので、そのことを信じて応援しています”とコメント。普通に聞けば縁起のいい発言なのですが……」(スポーツ紙記者、以下同)

 いったい、この発言のどこが問題なのか。

栗山英樹氏
栗山英樹氏

「実は、優勝を先に祝う行為は野球ファンの間で“ネタ扱い”されているんです。というのも、2019年から2022年にかけて阪神タイガースの監督を務めた矢野燿大氏が、就任当初から、試合前にあらかじめ選手の活躍予想を書くなどといった行為を『予祝』として取り入れていたんです。取材に対して、自分が考える日本シリーズ優勝の瞬間を語ったり、春季キャンプでは矢野氏の“予祝胴上げ”まで行われました。また、メンタルトレーナーによる“予祝”の講演や、“模擬MVPインタビュー”なども導入。

 ところが、シーズンが始まると、開幕戦でいきなり7点差から大逆転負け。そこから連敗が続いて、セ・リーグのワースト記録となる開幕9連敗を喫し、シーズン中にはプロ野球史上最低勝率も記録しました。その後、この“予祝”はたびたび話題になり、2021年に阪神が東京ヤクルトスワローズに大逆転優勝を許したことで、野球ファンに広く知られる言葉になりました」

 そのため、今回の栗山氏の発言に対して野球ファンからは、「予祝はあかんすよ」「あ、予祝だ こりゃアカンわ」「予祝とかやっちゃダメだって関西方面の縦縞のファンがいうてたで」「侍ジャパンの阪神選手はどう思っとるか気になる」「ついでにもう胴上げしよう」など、“負のジンクス”に対するツッコミが殺到している。

 キャンプ地では、グラウンドで井端弘和監督とも交流した栗山氏。「邪魔したくないですけど、出させてもらいました。すごくいい感じの空気だったので、それは監督とも話をして、同じ感覚を持っていて、とてもいい感じでスタートしているなと思いました」と語ったが、侍ジャパンの行方は如何に――。