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ー ネトフリ独占放映「望ましくない」と苦言

 

 ベネズエラの初優勝で幕を閉じたワールド・ベースボール・クラシック(WBC)。日本代表「侍ジャパン」は同国に敗れて連覇を逃し、野球ファンのみならず悲しみや悔しさの声が広がった。そんな中、NHK・井上樹彦会長の発言がネット上で「何様なのか?」と波紋を広げている。

ネトフリ独占放映「望ましくない」と苦言

 3月18日、NHKは定例記者会見を実施。その中で、井上会長がWBCの放映権について言及した。

「今回のWBCは、アメリカの動画配信大手・Netflixが国内の独占放映権を獲得していました。井上会長は会見で、『放送権料の著しい高騰によって国民の視聴機会が限られるのは、競技の普及という視点からもあまり望ましくない』と苦言。WBCのような“国民的スポーツイベント”を誰もが楽しめるようにするのは『NHKの役割』だとも語っていました」(スポーツ紙記者、以下同)

 中継はできなかったものの「NHKとしてはニュースや番組でWBCの話題はお伝えしてきた」と、最大限努力したことを強調する場面も。一方、「受信料で運営しているNHKとしては、無制限に(放送権料を)支払うわけにもいかない」と自局の事情を説明した。

「2023年の前回大会は、TBSとテレビ朝日で地上波放送されていたこともあり、NetflixがWBCを独占放映した件については、開幕前にネット上で批判的な意見が飛び交っていました。しかし、井上会長の発言に同調するような声は少なく、むしろ怒りや呆れを滲ませた意見が目立ちます」

ベネズエラに敗北を喫した侍ジャパン(公式インスタグラムより)
ベネズエラに敗北を喫した侍ジャパン(公式インスタグラムより)

 井上会長の発言を受けて、世間からは「NHKにとって『望ましくない』だけでしょ(笑)。自分たちだって金取ってるくせに、何様なんだよ?」「Netflixのやり方も気に食わないが、ほぼ強制的に受信料を微収しているNHKが言えることではない」「こうなるとわかってたなら、最初から連携の交渉をすればよかっただけ。NHKだって高い受信料取ってるんだからそれぐらいやってよ」などの反応が。

「最初は否定的だったNetflixでの放映ですが、終わってみれば“日本以外の試合も見られたし次回もネトフリでいい”“ついでにほかのコンテンツも見られてラッキー。4年後もNetflixでお願いします”“野球ファンとしては安価で独占コンテンツまであってお得だった。視聴環境もかなり良かったし”といった好意的な声も見受けられます。井上会長の発言もきっかけとなり、少しずつ風向きが変わっているようですね」

 NHKは、次回のWBCでどのような“役割”を担うのだろうか――。