4年に一度のサッカーワールドカップが閉幕しましたね。すっかりサッカーにハマってしまった、浜木綿子でございます。
日本代表チームは惜しいところで敗れましたが、どの試合もホントに素晴らしかった! 私は朝5時からのオランダ戦も、夜中2時のブラジル戦もリアルタイムで応援していましたヨ。私の場合、4年後は見られるかわかりませんから。
骨折をしてもギプスはつけず舞台へ
とにかく日本の選手たちは動きが滑らかで美しい! 監督との信頼関係も伝わってきて、結束力が高く、実にいいチームでした。一人ひとりの選手がさらに技を磨いていかれれば、絶対に将来、世界の頂点に立てますヨ!
ブラジルからは先制点を取って、ほぼ互角でしたでしょ。それでも勝負の世界というのは、やっぱり厳しい……。でもね、私の中では「勝ち」です!
ケガをして出場できなかった選手もいらしたようですが。実は私も左手首を骨折してしまいました……。
平日の朝8時すぎ、急ぎの用事ではなかったのですが、出かけようと準備をして、リビングでズボンをはこうと……。先に左足を入れて、それから右足を入れようとしたら、左側に両足を突っ込んでしまって、それでトントントン、バタバタ、バッタン! とバランスを崩して。
止まろうと思っても年を重ねると止まらないの。それで激しくバッターン!と倒れてしまいました。アッ、また左手をやってしまったぁ!! これは折れた!! と、わかりました。以前も同じ部位を舞台中に複雑骨折したことがありましたから。
そのときと同じ感覚。左手首が、みるみるうちにフグみたいに腫れてきました。すぐ妹に電話をして、診察している整形外科を友達に探していただいて、車で病院へ。診察結果は「折れています。でも、手術はやめておきましょう」と言われて、ただちに指先から肩近くまで大きなギプスをはめることになってしまいました。
これまで骨折をしてもギプスはつけず、堅い添え木を当てた上から包帯を巻いて、サポーターを。舞台中でしたからね。衣装の懐に、その手を忍ばせながら千秋楽までやり切りました。ギプスをつけたのは、人生初のエピソード(笑)。
それから1か月ほどして、ギプスも小さくなって、指先もだいぶ動くようになりましたが、まだ痛いし、指が震えます。なにより日々の生活が不便で「なんで転んだんだろう」と反省しきりです。
私は風邪をひいて熱があっても湯船に入っていましたが、今はシャワーのみ。洋服は裾口の広いのでないと入らないの。着替えもひと苦労。いつもお友達には「家の中でも転ぶらしいから気をつけてね」と口グセのように言っていましたのに、恥ずかしいです。でも、足じゃなかったのが不幸中の幸いでしょうかね。
それで今、使っているのは父が昔、銀座で買ってきたステッキなんです。18年前に一軒家からマンションに引っ越したとき、家の物はほとんど処分したのですが、妹が母にと取っておいたみたいで。
妹から「お父さんの杖があるから使う?」と言われて、イヤよって思ったのですが、よく見ると持ち手の部分が高価な素材みたいで、シンプルで軽くて使いやすい。母の代わりに私がこの杖と共に歩こう!!と。けっこうステキで気に入ってますの、ステッキなだけに(笑)。
骨折を繰り返すと骨が強くなるといいますでしょ。でも、私の骨は成長してませんでしたね。みなさんは転ばないでネ!!
はま・ゆうこ/1935年、東京都生まれ。宝塚音楽学校卒業。'62年に文化庁芸術祭奨励賞、'73年にゴールデン・アロー賞、'89年に菊田一夫演劇大賞、'95年に橋田賞などを受賞。2000年に紫綬褒章、'14年に旭日小綬章を受章


















