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ー 肌の奥までダメージを与える紫外線
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ー これだけでOK、肌のバリア機能を保つ5つのポイント

 汗をかく夏は、さっぱりしたくて、顔をゴシゴシ洗ったり、ひんやり冷たい化粧水や美容液で顔をパッティングしたくなる。しかし、良かれと思ってやっているスキンケアが、「肌のバリア機能を低下させ、肌トラブルを引き起こすこともある」と言うのは、形成外科医で再生医療の専門家である北條元治先生。そもそも「肌のバリア機能」とはどのようなものなのだろう?

「外界と私たちの身体を隔てている“保護フィルム”のようなものです。主に皮膚表面の角質層と皮脂がバリア機能の中心となり、細菌や有害物質、さまざまな刺激から肌を守る役割を担っています。しかし、何らかの原因で角質や皮脂がそぎ落とされ、肌が無防備になり、ダメージを受けやすくなることがあります。これが、バリア機能が低下している状態です」(北條先生、以下同)

肌の奥までダメージを与える紫外線

 バリア機能低下の原因はさまざまあるが、代表的なのが「洗いすぎ」だ。

「汗をかいたからといって必要以上に洗浄力の強いソープを使ったり、強くこすったりすると、バリア機能そのものを削り取ってしまいます。また、化粧水や美容液をたくさん使うのはよいのですが、物理的な刺激となる過度なパッティングは、かえって肌の負担になることもあります」

 また、特に夏に気をつけたいのが紫外線だ。

「紫外線は角質層に直接ダメージを与えるだけでなく、角質層の奥の真皮に存在するコラーゲンやヒアルロン酸にも悪影響を及ぼすため、肌の乾燥やシミ、シワにつながります」

 だからといって、紫外線を浴びたあとに“なかったこと”にしようと考えるのは難しい。

「よく、『日焼けしてしまったけど、元に戻せますか』と聞かれます。しかし、浴びてしまった紫外線をなかったことにはできません。だからこそ、日傘や日焼け止めで日頃から紫外線をカットすることが大切なのです」

 日焼け止めを洗い落とすときも、当然ながらゴシゴシ洗いはNG。

「ウォータープルーフの日焼け止めを完璧に落とそうとして何度も肌をこすったり、強いクレンジングを使ったりすると、角質層まで一緒に落としてしまいます。多少残っても問題ないので、落としすぎないことのほうが大切です」

 北條先生が繰り返し強調するのは、「自分の肌が本来持っている力を大切にする」ということ。

「人間の身体は本当によくできています。角質や皮脂、汗は本来、私たち自身がつくり出した最高の肌のバリアです。まずは、それを維持しましょう。そのうえで、自分の肌に合うスキンケア商品を使うとよいでしょう」

 高価な化粧品や特別な美容法を試す前に、肌を傷つけている習慣を見直すこと。美肌をキープするためには、“やりすぎない”勇気を持つことが大切なのかも!