苦言を呈した八角理事長に批判

「大の里に苦言を呈した八角理事長ですが、横綱昇進を承認しているのは協会です。ファンからも《横綱が不甲斐ない成績を残しているのなら、その横綱を誕生させてしまった責任を取るべき》という見方も多いのが現状です。怪我復帰から最後まで戦い抜いた大の里より、横綱昇進から未だ優勝がゼロの豊昇龍には言及していない点にも違和感が残ります」(前出・相撲ライター)

 横綱・豊昇龍は「右内側足幅靱帯損傷、右ハムストリングス損傷」で14日目から休場。豊昇龍の状態について立浪親方は「体作りを一からするということは、休んでいる暇はない」「体作りのために場所を休むわけにはいかないですから」と言及しファンからは《休ませてほしい》《1ヶ月後には番付発表。痛めた足を治せる時間が足りない。間隔が短過ぎますね》と波紋が広がっている。

 名古屋場所の千秋楽が7月26日。秋場所の番付発表は8月下旬、初日は9月中旬だ。その間に夏巡業が挟まるという過密スケジュールで安青錦や両横綱にとって、怪我を治す時間は驚くほど短い。来年の夏巡業から日程を「年間約90日間から70日程度に削減する体制を目指す」という方針を示した相撲協会だが、今年いっぱいの過密スケジュールは変わらない。

 両横綱が不調の中、今場所を最も盛り上げた安青錦。次の場所では万全の姿で見たいと願うファンの声は届くだろうか─。