7月18日、『アメリカ横断ウルトラクイズ』(日本テレビ系)が、番組誕生50周年を記念して復活することが発表された。新MCには5月末に嵐としての活動を終えた櫻井翔が就任する。
クイズ番組復活の裏事情
「同番組は、国内予選を勝ち抜いた出場者が、アメリカ大陸を横断しながらクイズに挑戦し、決勝の地ニューヨークを目指す大型クイズ番組です。その圧倒的な規模感で“世界で最も制作費のかかったクイズ番組”としてギネス世界記録にも認定されました」(スポーツ紙記者、以下同)
今回の復活版では“アメリカ横断”から“地球一周規模”へと大幅にスケールアップするといい、年末年始の放送に向け、早くも視聴者の期待が高まっている。
伝説のクイズ番組の復活はこれだけではない。フジテレビでは、今年元日に『クイズ$ミリオネア』が13年ぶりに復活。7月25日にも特番第2弾が放送された。
「15問のクイズに正解すれば賞金1000万円という緊迫感の中、司会のみのもんたさんが挑戦者に“ファイナルアンサー?”と問いかける心理戦は見ものでした。対して、新司会の二宮和也さんはテンポよく進行しており、視聴者から賛否の声が上がったものの、来年元日の特番放送がすでに決定しています」
昭和・平成を彩ったクイズ番組が、なぜ今次々と復活を遂げているのか。テレビプロデューサーの鎮目博道氏は次のように分析する。
「大規模クイズ番組は現在の中高年層にとって“あのころのテレビは面白かった”という象徴的なコンテンツで、業界内にも“『ウルトラクイズ』に憧れてテレビ業界に入った”という人がたくさんいます。
当時の制作スタッフや司会者が引退され、後輩世代が過去のしがらみなく、新解釈で番組を作り直せるという制作上のやりやすさが、番組の復活を後押ししているのかもしれません」
また、クイズ番組という枠組み自体が今のテレビ環境にマッチしているという。
「クイズは子どもからお年寄りまで安心して視聴でき、コンプライアンス上も問題になりにくい。編成しやすいので、最近はクイズ番組が乱立しており、視聴者に飽きられつつあります。そのため、レギュラー放送ではなく“往年の派手な特番”として復活させるのは非常に効果的なんです」(鎮目氏、以下同)
ただし、テレビ業界は好景気とはいえない状況だ。大型クイズ番組は莫大な費用がかかりそうだけど……。
「『ウルトラクイズ』は高額なロケ費用や人件費がかかりますが、『ミリオネア』は予算を賞金と出演者のギャラに集中させており、全体の制作費としてはそこまで高額にはなりません。見た目の派手さに反して、ロケを行わないスタジオクイズ番組は意外とコストを抑えられるんです」
かつて一世を風靡した大型クイズ番組の復活が、令和のテレビ界に新たな“嵐”を巻き起こすかも……?























