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ー 私はようやく老後がやってきた

 

 大ベテラン女優の草笛光子が体調を崩し、一時は自宅を離れて療養施設で過ごしていることを『週刊女性』が報じたのは、3月下旬。

 その際、草笛のマネージャーに問い合わせると、体調面に波があることを認める一方、意識はしっかりしており、

「深刻な状態ではありません」

 と回答していた。

 あれから約4か月。現在も草笛は表舞台に姿を見せていない─。

「草笛さんは1950年に松竹歌劇団へ入団し、舞台女優としてのキャリアを積んできました。以降、テレビや映画にも多数出演し、70年以上にわたって第一線を走り続けてきた日本を代表する女優の一人です」(映画誌ライター、以下同)

 90歳を迎えた2024年には、直木賞作家である佐藤愛子さんが、老いや世相への怒りを歯に衣着せぬ言葉でつづったエッセイ『九十歳。何がめでたい』の実写映画で主演を務めた。

「映画は興行収入10億円を超える大ヒット。国内最高齢の主演女優記録として注目されましたが、続く2025年公開の映画『アンジーのBARで逢いましょう』でも主人公を好演し、自らの記録を塗り替えました。しかし、この映画の封切り以降は公の場に姿を見せなくなりました

 冒頭の取材時、草笛の体調が整い次第、更新が滞っていたSNSも再開するとしていたが、本人の言葉が発信されたのは5月に一度きり。4月29日に102歳で亡くなった佐藤さんへの追悼コメントで、草笛は故人との思い出を振り返りながら、

《私もまもなくそちらに行きますので》

 と、投稿していた。

私はようやく老後がやってきた

佐藤愛子さんを追悼する投稿をしていた草笛光子のインスタグラム
佐藤愛子さんを追悼する投稿をしていた草笛光子のインスタグラム

 その後の不安が拭えない中、改めて草笛のマネージャーに聞いてみると、「本人からの言伝ですが」と前置きしたうえで、次のような回答を寄せた。

「私なんかより、地震で大変な思いをしている方々がいるのですから、そちらを取材してください。私はようやく老後がやってきた感じです。そっとしておいていただけると助かります」

 と、7月28日に発生した熊本地震に思いを馳せながら、現在の心境を語ってくれた。

 引き続き、仕事はセーブする草笛だが、芸能界から身を引くわけではないようで─。

「草笛さんはまだまだ仕事に意欲を持ち続けており、女優業とは別の仕事を水面下で進めているそうです」(芸能プロ関係者)

 再び鮮やかで元気な姿を見せる日は、そう遠くないのかもしれない。