“福岡県議会のドン”こと、蔵内勇夫議長がネパールから帰国。その際にとった記者対応に、批判の声が噴出している。
「ネパールは天国だった」不謹慎発言で大炎上
福岡県議会といえば、正副議長のポストを巡る金銭授受疑惑が取り沙汰されていることが記憶に新しい。7月27日に開かれた記者会見では、これまでに証言していた元議長・吉松源昭氏に加えて、同時期に副議長を務めた江藤秀之氏も登場。当時の幹事長・中尾正幸氏に「確実に本人に茶色い封筒に入れて500万円お渡ししております」と証言した。名指しされた中尾氏は、同月24日に議員辞職。しかし金銭授受に関しては否定し、吉松氏を名誉毀損で告訴する構えを見せている。
また、27日には高市早苗首相も記者会見を開き、この件に言及。「党本部として対応すべきことがあれば、必要な対応を検討していただきたい」と述べた。そんな中――。
「28日に熊本地震が発生。日本全国が騒然となりましたが、なんと地震発生のわずか1時間後に、自民党福岡県議団の松尾統章会長が政治資金パーティーを小倉で開催していたことが分かりました。福岡は直接の被害はなかったとはいえ、同じ九州です。世間からは“そんなに金集めが大事か”と批判が集まりました」(地方紙政治部記者)
しかし、当の松尾氏は30日、報道陣の取材に対して「私自身が決断をしました。やろうと。正直やってよかったと思っています」とコメント。パーティーではお笑い芸人による余興もあったそうで、余興に関しては「今になったらそれは不適切だなと思わんでもないですけども」と述べている。
金銭授受問題、そして震災直後のパーティーと炎上が続く中、不在だった蔵内議長が帰国。
8月5日、記者からどこに行っていたかを聞かれた議長はネパールに行っていた旨を説明し、あろうことか「ネパールは天国だった」とコメントしたのだ。
未だ被災者が苦しむ状況で、聞かれてもいないのに笑いながら“天国”と言える神経に、ネット上では怒りの声が爆発。「この発言が出るということは、熊本地震に関してこいつは何も感じていないんだな」「不謹慎にも程があるだろ」「熊本の人たちが苦しんでる中、天国って…地獄に落ちろ」「人として大事なもの……倫理観とか正義とかが欠落しているとしか思えない」「一般庶民の感覚とズレすぎ」「福岡県議員の海外視察は100年くらい中止しろ」などといった声が溢れている。
「議長の発言には、吉松もとあき福岡県議会議員も《強い憤りを覚える》とX(旧ツイッター)で反発。漫画家の倉田真由美さんも《福岡県民は愚弄されているのではないか》と、静かな怒りを表明しました。まだまだ被災された人たちが苦しんでいる中でのあの発言ですから、怒りの声があがるのは当然ですね」(前出・政治部記者)
法外な金銭を要求した疑惑の幹事長に、震災後のパーティーを「やってよかった」という県議団会長。そして能天気にネパールの素晴らしさを語るドン……。県議会の“膿”は、どこまで溜まっているのか。























