阪神との大一番を目前に控え、巨人ファンの間で高橋遥人への警戒感が強まっている。球界屈指の左腕に打線は苦しめられており、直近の8月12日の対戦でも抑え込まれたばかりだ。そんな天敵のマウンド上でのある仕草をめぐり、審判団に“厳格な対応”を求める声が聞かれている。
ペナントレースの行方を左右する8月28日からの巨人との天王山に向け、阪神の藤川球児監督は村上頌樹、才木浩人、高橋遥人の「3本柱」を投入して勝負に出る構えだ。
「左投手が苦手な巨人打線にとって、今季12勝を挙げている高橋は、まさに“巨人キラー”と言っていい存在。今季の対巨人戦も圧倒的な相性を誇っています。23日のDeNA戦では、一塁線のゴロ処理時に打者走者と激しく交錯するアクシデントがあり、その影響も心配されるところですが、もし予定通りの登板となれば、逆転優勝を狙う巨人にとって最難関の障壁となるのは間違いありません」(スポーツ紙記者)
緊迫した空気が漂うなか、物議を醸しているのが高橋の投球時に見られる独特のルーティンだ。
「高橋には、マウンド上で指をペロりと舐めたり、手を筒のようにしてそこに息を吹きかけたりする癖がある。公認野球規則では、ボールに唾液などを付着させて変化を不当に大きくする行為を防ぐため、投球する手を口に触れた後はユニフォームで拭うことが定められています。高橋は5月22日の巨人戦で球審から注意を受けてボール交換を指示された経緯がありますが、その後の試合を見る限り、改善はされていないように見えます」(スポーツ紙デスク)
高橋が球審から注意を受けた際、阪神顧問の岡田彰布氏は「(指ペロは)巨人だけが言う」とコメント。他球団が気にも留めていない話を過剰に大騒ぎしている“難癖”だと一蹴している。しかし、過去には海外でこの行為に厳しいジャッジが下されたケースもった。
MLBでは菊池雄星も反則投球に
「高橋同様、“指ペロ”癖のある菊池雄星は、MLBブルージェイズ時代にフルカウントからプレート上で指を舐めた瞬間に一塁審からボールを宣告され、投げる前に四球となっています。MLBでは反則投球への監視が極めて厳格で即ペナルティにつながりますが、国内では注意にとどまりがちで、審判次第という“グレーゾーン”なのが現状です。
それでもルール上はペナルティの対象となり得るだけに、高橋が登板するたびに議論を呼んでしまうのは避けられません。裏を返せば、それほど変化球のキレが鋭いからこそ、相手側も過剰に警戒してしまうのでしょう」(前出・スポーツ紙記者)
ネット上では両球団ファンの声が真っ向から衝突。巨人ファンからは《あれって反則投球じゃないのか》《前回の登板でも直っていなかった》《球審はもっと厳格にチェックしてほしい》と厳格対応を求める声があがる一方で、阪神ファンからは《ただの滑り止めのルーティンでボールに唾液をつけているわけじゃない》《癖を不正扱いするな》《イチャモンでしかない》との反論も聞かれる。
高橋にやられ続けたトラウマから、巨人ファンもナーバスになってしまっているのかもしれない。























