目次
Page 1
ー 「政府と警察、検察のやりたい放題になるよ」
キムラ緑子

 TBS系で放送中の日曜劇場『VIVANT』の勢いが止まらない。2023年の第1シーズンに続き、第2シーズンも話題を集め続けている。 

スピーディーな展開や複雑に張り巡らされた伏線、『別班』というミステリアスな組織からは目が離せません。出演している豪華キャストの演技力も、このドラマの見どころの一つでしょう。メインを張る堺雅人さんや阿部寛さんはもちろん、ドラマのキーパーソンの1人として存在感を放っているのが、櫻井里美役を演じるキムラ緑子さんです」(テレビ誌ライター)

「政府と警察、検察のやりたい放題になるよ」

 櫻井里美は、自衛隊の秘密情報組織である「別班」の司令官。堺演じる主人公・乃木憂助らに粛々と指示を出すその凛とした姿は、劇中の張りつめた緊張感を象徴する存在だ。

 日本の国益のためなら冷徹な判断も辞さないという姿勢に加えて、彼女の凄みのある演技が相まって、近寄りがたい雰囲気を醸し出している。しかし、その素顔はというと、とっても“人間らしい”一面があるようだ。

「キムラさんの公式インスタグラムには“戦争反対!“と声をあげ、デモに参加する様子が動画で投稿されています。ほかにも、今年5月に国会で成立した『国家情報会議設置法』について、《そんなんあかんにきまってるよ。第三者機関による監視、国会による監視がない限り、政府と警察、検察のやりたい放題になるよ》と素の関西弁で熱く異議を唱える投稿が並んでいます。

 国家の秘密組織を率い、国益のために裏で暗躍する『VIVANT』での役柄とは、見事なまでに正反対なのです」(ネットニュース編集者)

 あまりにも激しい温度差にSNS上では、

《政治心情と真逆であろう役を演じるのは並の人間なら苦痛だろう。 流石伊達に役者をやってないな》
《この人が政府非公認の防衛組織率いる役なのエグい》
《プロ意識凄くて感動した》
《プライベートに関係無く役を演じられるのは素晴らしい事》

 と、彼女の役者としての矜持に驚きと感嘆の声が多く上がっている。

役者本人の思想と役柄が一致しないことはよくあります。キムラさんの場合、今『VIVANT』で演じている役とインスタグラムの投稿が、ある意味リンクするような内容だったために、より注目を集めてしまったのでしょう。いろいろな思いがあって櫻井里美役を引き受けたのだとは思いますが、どんな役でも自分のものにしてしまう演技力には脱帽です」(前出・テレビ誌ライター)

 “ギャップ”を吹き飛ばすほどの圧巻の芝居から、今後も目が離せない。