「これ以上、県議会の混乱が続くことは本意ではないので……」
蔵内勇夫元議長の辞職に地元民は
そう語り、8月25日に県議を辞職したのが、“福岡県議会のドン”と称されてきた自民党所属の蔵内勇夫元議長(72)。
「今年に入り、県議会では高額な海外視察や、県職員幹部にパーティー券の購入を強要する悪しき慣例が問題となっていました。7月に、同じ自民党の吉松源昭県議が、正副議長のポストを巡って自民党県議団の複数の幹部から総額2000万円以上の金銭を要求され、上納したと告発。蔵内氏らの実名を挙げたことで、騒動は全国に広がりました」(地方紙記者)
第三者委員会の調査の前に、自ら職を退いた蔵内氏を地元の福岡県筑後市の人々はどう見ているのか。市内に住む70代男性は、
「辞めるのは当然ですよ。ばってん、辞める理由はうやむやのまま、説明責任を果たしてない」
と憤りを隠さない。また、市中心部から程近い場所にある蔵内氏の邸宅には、こんな仰天エピソードがあったという。
「数十年前までは自宅脇の川の両側に遊歩道があったんです。でも、お宅の建て替えか何かのときに、お宅側の遊歩道はちゃっかり彼の敷地になった。そんな人だから、この金銭授受疑惑だって、さもありなんでしょう」(近隣に住む50代女性)
一方、長年の支持者だという70代男性は、今回の辞職を惜しむ。
「筑後広域公園や、太宰府市の九州国立博物館、ワンヘルス、県道など地元への貢献度はすごい。むろん一部は懐に入っとるかもしれんですが、それは政治家にはつきもん。大物になって、長年にわたってやってきていたので残念です」
ただ、その評価を真っ向から否定する市議もいる。
「若いころから金欲、名誉欲、権力欲だけの男だった。在任期間の10期中7回は無投票でここまできたから、怪物になっただけ。政治手腕ではないな。最初に彼を担いだ恩人だって6、7年前に“こんなヤツだとは思わなかった。もう辞めろ!”と彼を叱りつけ、胸ぐらをつかみ合うケンカになったのは有名な話です」
























