「マメで子煩悩」な素顔
次女は、自宅から専門学校に通っていた。近所の別の女性は言う。
「ごく普通のお嬢さんです。高校生くらいまでは顔を合わせるたびに挨拶してくれました。不良ではありませんし、いつも制服姿だったのでまじめに通学していたはずです。将来を悲観するような要素は、まったく思い当たりません」
娘が幼少のころ、容疑者は幼稚園などで若い父親たちに交じっても臆することなく、卒園式や行事に参加していた。
「夏にはアパートの敷地内にビニールプールを作ってあげて、娘さんはキャッキャと言って水遊びを楽しんでいました。年をとって授かった子だから、孫みたいでかわいかったんでしょう。家族みんなで手持ち花火をしたりね。マメで子煩悩な父親だな、と感心したものです」(前出の60代女性)
思春期を過ぎて、父娘関係がどう変化したかはわからない。そして、その夜はやってきた。
「事件の日、警察官らが駆けつける中、お母さんが娘さんに“起きて”“起きなさい!”と必死に呼びかける声が聞こえました。仲がよさそうだったのに、どうしてこんなことになってしまったのでしょうか」(近所の男性)
父娘をめぐって事前にトラブルなどは確認されていない。容疑者宅からケンカする声を聞いた近隣住民もいなかった。


















