目次
Page 1
ー 生活を楽しめないと幸せとはいえない
Page 2
ー ライフプランを考える本当の意味とは?
Page 3
ー 理想と現実のギャップを埋めていく
Page 4
ー 理想の老後を実現する方法

「50代を超えたあたりから『老後資金が不安』というご相談が多くなります。60代になると『ゆとりのある生活がしたい』、70代になると『子どもや孫に迷惑をかけたくない』というご相談が増えてきます」

生活を楽しめないと幸せとはいえない

理想の老後イメージリスト
理想の老後イメージリスト

 数多くの世帯のライフプラン(人生設計)に携わってきたファイナンシャルプランナーの中村哲規さんがそう話すように、各世代における悩みはさまざま。共通しているのが、老後生活のお金に関する不安だろう。

「夫婦で平均的な生活をするために必要な金額は、1か月あたり約28万円といわれています。これに加えて、旅行に行ったり、お孫さんにお小遣いを渡したりすることもあるでしょう。高齢になると、冠婚葬祭費や医療費も増えていきます。そうすると、暮らし方によっては、1か月あたり35万~40万円を見込んでおいたほうが安心なケースもあります」(中村さん、以下同)

 老後はそれほど贅沢をせず、生活費も抑えて乗り切ろうと考える人もいるかもしれないが……。

「現在の生活費から大きく下回る計画は立てないほうがいいと思います。普段から浪費していないつもりでも、外食が習慣になっていたり、趣味にお金を使っていたりと、生活費がかさんでいることがよくあります。老後は質素な生活をするつもりでいても、そう簡単に生活スタイルは変えられない方が多くいます」

 今から節約生活を習慣にするしかないのだろうか。

「老後資金に不安を感じて節約するあまり、お金を使うことが後ろめたくなって、今の生活を楽しめない方がいます。これでは“幸せな生き方”とはいえません。現在も将来も、楽しく安心して暮らす。そのために必要なのが『ライフプランニング』です」