ライフプランを考える本当の意味とは?
「ライフプランニング」と聞くと、多くの人は「月々の家計」や「将来の資産額」をシミュレーションするものというイメージがあるだろう。しかし、本当のライフプランニングの役割は、それだけではないという。
「ライフプランニングとは本来、人生で実現したいことや大切にしたい価値観を具体的に考えて、その実現のために『いつ、いくら必要か』という“人生の設計図”を描くプロセスです。老後においても、まずは『理想の老後』をイメージすることが大事です」
「理想の老後」といっても、漠然としていてイメージしづらいと思う人がほとんどだろう。
「例えば『老後も楽しく過ごしたい』という理想があるとすると、『楽しく過ごす』とはどういうことかを具体的に考えます。年に数回は夫婦で旅行に行くことなのか、自然豊かな田舎で暮らすことなのか、お孫さんと一緒に家族の時間を大切にすることなのか。このように、自分にとっての“幸せ”とは何かを考えていきます」
ライフプランニングを考えるには、3つのステップがある。1. 実現したい夢や目標、大切な価値観を明確にする 2. 現状の収支を洗い出しながら、夢や目標を実現した場合の資産状況を確認する 3. 理想と現実のギャップを埋めていく。
「ライフプランニングを行うと、思い描く理想と現実のギャップが明確になります。『理想実現のために、あといくら足りない』といった課題が数字で明らかになり、そのための解決策がわかってきます。
例えば『毎月3万円を貯蓄に回せば老後は安泰』という道筋が立てば、それ以外のお金は自由に使うことができます。将来の見通しが立ち、今やるべきことが明らかになる。その安心感を得ることが、ライフプランニングを行う最大の価値なのです」



















