会社が公表した2文字に違和感

 松岡さんが亡くなった9月9日には、同社公式サイトで『送電鉄塔の巡視点検中における当社従業員の死亡事故の発生について』と題した文書を公表。

 そこには《当社は、今後、関係機関の調査に全面的に協力するとともに、事故の発生原因を徹底的に究明し、二度とこのような災害が発生しないよう、再発防止に努めてまいります。》と説明していたが、この文書の『事故』や『災害』という表現について、違和感を覚えた人が多く、ネット上では、

《なんで事故扱いしてるん?》
《災害というか、犯罪が起きているみたいだが。しっかり調査をやってよ。》
《貴社ホームページにて『二度とこのような災害が発生しないよう、再発防止に努めてまいります』災害ではないでしょう?心の殺人です。》

 などの意見が寄せられていた。

9月9日、従業員の転落死について公表した四国電力送配電株式会社(公式サイトより)
9月9日、従業員の転落死について公表した四国電力送配電株式会社(公式サイトより)
【写真】会社が公表した文書に批判「心の殺人です」違和感募った2文字

「松岡さんが亡くなったことを公表したのが、9月9日。遺書が見つかったのが9月15日なので、文書を公表した時点では、会社側は『事故』という認識だったのかもしれませんね。

 ご遺族は、“当たり前だった一日が、この一瞬で亡くなった”“今まで聞けていた声が聞けない”とやるせない悲しみを吐露していました。松岡さんは会社から内定をもらった際には、大いに喜び、会社のCMが流れたときには“おれの会社”と誇らしげに話していたそうです。

 入社からわずか半年も経過しない間に、松岡さんにどのような心境の変化があったのか。会社側には徹底した調査と、公表が求められることでしょう」(前出・全国紙社会部記者)

 18日までには、第三者委員会による調査の中間報告が行われる予定の本件。松岡さんの身に何が起こっていたのか。わが子を亡くしたご遺族への説明責任が果たされることを願うばかりだ。