「セ・パの球団で獲得に乗り出すチームはないと見られています」とは、国内外の移籍市場に詳しいスポーツライターの見解。

「中日ドラゴンズの井上一樹監督が、右投手への戦略ではなく、死球を警戒して右打者を外す異例オーダーを並べて物議を醸しましたが、他球団から投手として信用されていないのが現状。そんな“野球のルール”から逸脱させるような選手に、わざわざ手を挙げて獲得するプロ野球球団はないでしょう」

 では、再びメジャーリーグやマイナーリーグ、またがメキシコや台湾、韓国といった海外リーグでのプレーはどうか。

「与四球を恐れずにファストボールでインコースをガンガン攻めるアメリカ、メキシコの投手ですが、それは“技術”に自信があってこそ。例えば2024年からメキシコでプレーする安楽智大投手ですが、今季は47試合に登板して四球は多かったものの死球ゼロ。ブルペンに不可欠な投手としてチームから信頼されています。

 また韓国では“大谷のライバル”としてメジャー、日本復帰後も何かと注目されていますが、やはり“乱高下する豪速球投手”などと疑心暗鬼。NPBよりも少々レベルが落ちる台湾でプレーする可能性はありますね。ただ大幅減俸は免れません」

「藤浪を何とかしてくれそう」な巨人OB

 そして同スポーツライターが「移籍先として打って付け」と推すのが、

「ファーム・リーグ東地区に所属する、NPB傘下のプロ球団・オイシックス(新潟アルビレックス・ベースボール・クラブ)ですね。セパで活躍した選手も多く在籍し、何よりもCBO(チーフ・ベースボール・オフィサー)を務める桑田真澄さんの存在です。メジャー経験もある桑田さんなら、“藤浪再生”を何とかしてくれそうな期待感があります。

 とはいえ現実的なのは国内独立リーグ。全国区の投手だけに集客も見込めるため、金銭面での条件が合えば欲しがる球団は多いと思いますが、プライドが高い藤浪投手が“客寄せパンダ”を受け入れられるか。彼の性格上、“引退”を選ぶことはないだけに、最後まで野球を続けられる環境を探すことでしょう」

 再びNPBで投げることはできるのだろうかーー。