一部で中日の次期監督候補に挙げられた元巨人・桑田真澄氏
一部で中日の次期監督候補に挙げられた元巨人・桑田真澄氏
【写真】「根尾を探せ!」状態の、大谷翔平も参加した豪華メンツによる会合

 プロ野球選手として全盛期を迎える20代後半に差し掛かり、“球界の至宝”は未だ輝くことなく、平均年俸5000万円の職場において今季は1050万円と稼げているとは言い難い。それだけに根尾に環境を変えることを薦める、中日球団にも「解放」を求められているわけだ。

 球界のファーム事情にも詳しいスポーツライターは「もちろん、岐阜県出身だけに中日でスターになるのが理想」と前置きしつつも、

「球界関係者、野球ファンから将来を嘱望された甲子園のスターだけに、与田さんや立浪さんら首脳陣、そしてフロントも“1日でも早く、どのポジションでもいいから一軍で活躍させなければ示しがつかない”、そんな焦りにも近い育成、起用法にも見えました。

 そもそも野手は大学か社会人から指名することが多い中日で、高卒野手で絶対的なレギュラーに育ったのは近年では岡林勇希くらい。来季で27歳を迎える根尾です。もし球団に“覚醒”させる手立てがなく、このまま2軍で選手寿命を費やすような状況ならば、戦力外でなくとも、せめて現役ドラフトに出してあげてほしい」

中日で躍動する“現ドラの星”

 戦力外通告の第1次期間は10月9日まで、2次期間はCS終了後から10月30日までで、その間に放出がない場合はトレード、もしくは12月に予定されている「現役ドラフト」が移籍のチャンスとなる。

「今シーズンも24本塁打(9月30日時点)を打って気を吐いた細川成也も、24歳の時に横浜DeNAベイスターズから現役ドラフトで中日入り。2023年から4年連続20本塁打を打つなど移籍で野球人生が変わった1人で、今季も年俸1億3000万円とプロ野球選手としてのリスタートを成功させました。

 正直なところ、私には根尾が中日で躍動する未来は見えませんし、4球団が1位指名したポテンシャルがあれば、他球団で投手としての再生、また野手への再転向も可能性がないわけでもない。おそらく井上監督の後任に委ねることになると思いますが、まずは10月のドラフト会議の成果次第になるのではないでしょうか」(前出・スポーツライター)

 ストーブリーグの主役として、再び争奪戦になるのだろうか。